宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:06)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/14 08:09 C2.9
4/13 20:27 C2.3
19:04 C1.9
17:21 C4.7
12:54 C4.3
08:24 C6.4
07:15 C2.9
06:16 C2.0
04:33 C2.3
02:52 C9.0
4/12 18:17 M1.1
17:11 C2.9
09:56 C2.9
09:24 C3.9
01:58 C2.1

黒点  4/14 (NOAA)
磁場 フレア
2320 6 β C6
2321 14 βγδ M1
2322 4 β C5
2323 4 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:57 293 +1.7
-2 h 289 +1.2
-4 h 302 +0.0
-6 h 310 +0.7
-8 h 322 +0.6
-10 h 326 +1.0
-12 h 333 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
4/14 0.4 7x10^1
4/13 0.4 4x10^1
4/12 0.4 4x10^1
4/11 0.4 5x10^1
4/10 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 4/ 9 14:05 M1.4のフレアが発生しました。太陽風の弱い乱れが到来しています。
2015/ 4/10 12:48 太陽風磁場が大きく強まっています。Cクラスフレアの発生が続いています。
2015/ 4/11 16:05 太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏の活動も高まっています。
2015/ 4/12 11:51 太陽風磁場の強まりは終わり、磁気圏も静穏になりました。
2015/ 4/13 11:43 2321黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2015/ 4/14 12:06 更新
太陽の東端から新しい黒点が現れています。太陽風はかなり低速です。

担当 篠原

昨日、13日8時半(世界時12日23時半)に、
太陽の西の端(右端)近くの2320黒点群で発生した
C6.4の小規模フレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)が噴出しています。

SOHO衛星LASCO C3による動画を掲載します。
太陽から右に向かって噴き出しているので、
地球への影響はなさそうです。

太陽では、この2320黒点群で、
C4.3、C1.9、C2.3、C1.4、C2.9とフレアが続いています。

また、2321黒点群に続いて、
大型の黒点が東端から姿を現しています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
2321群のフレアの発生は止まっていますが、
新しい黒点群の活動はどうでしょうか。


太陽風は、昨夜から更に大きく速度が低下し、
今朝、14日9時(世界時14日0時)には、300km/秒を割りました。
現在は290km/秒とかなり遅い状態です。
太陽風は磁場強度も弱まっていて、
昨夜以降、2nT前後で推移しています。

磁気圏も静穏で、AE指数は小さい変化が前半に見られる程度です。
太陽風が弱まってきた後半は、更に静かになっています。

SDO衛星AIA193の太陽写真の南半球に見える、
コロナホールによる太陽風の強まりが始まりそうなタイミングですが、
その前に、太陽風は弱まっていきました。
今後の変化に注目してください。




太陽の右側へ噴出するCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端の2321黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。