宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 4/ 9 14:05 更新 M1.4のフレアが発生しました。太陽風の弱い乱れが到来しています。 担当 篠原 昨夜、8日23時半(世界時8日14時半)に、 太陽の中心に達していた2320黒点群で、 M1.4の中規模フレアが発生しました。 いきなり発生した印象で、 X線のグラフは、このフレアの前後ともに穏やかです。 太陽風は、350km/秒の低速風が続いていましたが、 今朝、9日10時(世界時9日1時)に、小さい変化が到来して、 速度は370km/秒に、磁場強度は3nTから7nTに、 それぞれ少しだけ高まっています。 フィラメント噴出によるCMEの乱れが到来したのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りでしたが、 後半から南寄りに変わっています。 しかし、振れ幅は小さく、速度も遅めのため、 磁気圏への影響は小さい様で、 AE指数のグラフは、200nTくらいの小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、目立ったコロナホールもなく、 穏やかな状態が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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