宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
昨日、C4.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 --- ---
3/31 06:45 C4.1
3/30 21:45 C2.4
10:37 C4.7
00:21 C3.2

黒点  4/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2305 6 β C2
2313 3 β ---
2315 3 β ---
2316 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 397 +9.3
-2 h 402 +11.2
-4 h 402 +12.7
-6 h 400 +13.6
-8 h 409 +14.3
-10 h 386 +1.7
-12 h 410 +9.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -12 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
4/ 1 0.4 9x10^2
3/31 0.4 3x10^2
3/30 0.3 8x10^2
3/29 0.5 3x10^3
3/28 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/27 10:01 高速の太陽風は終わりました。太陽のフレアも穏やかです。
2015/ 3/28 10:04 太陽風は低速風に変わっています。明日くらいから再び速度が高まりそうです。
2015/ 3/29 12:29 太陽風の磁場強度が高まっています。速度の上昇も始まるかもしれません。
2015/ 3/30 11:25 太陽風は350km/秒の低速風になっています。
2015/ 3/31 12:36 太陽風は330km/秒の低速風です。磁気嵐中のフィンランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 4/ 1 12:41 更新
太陽風の急な強まりが到来しました。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

昨日の午後、31日16時半(世界時31日7時半)に、
太陽風の小規模の乱れが到来して、
磁場強度(ACEの図の白線)は、7nTから15nTへ、
速度(黄色線)は、330km/秒から380km/秒へ、
それぞれ急に強まる変化が発生しました。

速度は、5時間ほどかけて400km/秒まで高まり、
現在もこの状態が続いています。
一方、磁場強度は今朝くらいからゆっくりと下がり始め、
現在も強まった状態ですが、10nTに下がっています。

変化の急な始まり方から、
CMEに関係する乱れではないかと思います。
SOHO衛星のデータをたどると、
28日のニュースでお知らせした、
世界時27日13時頃のフィラメント噴出がこの原因かもしれません。
400km/秒の太陽風の乱れが、4日ほどかけて地球へ到来した、
というのは良さそうなタイミングです。


太陽風の磁場は強まりましたが、
南北成分(赤線)は、ほとんどの時間で北を向いて(プラス側)います。
このため、磁気圏の活動は特に強まらず、
AE指数は250nTくらいの変化が起きた程度で、穏やかです。

3月17日の太陽風の乱れでは激しい磁気嵐が発生しましたが、
この時の太陽風の磁場は、南向き(マイナス側)に強まりました。
太陽風の乱れの大きさの違いもありますが、
今回の様に磁場が北向きに振れると、
磁気圏の変化は小さいままです。


太陽は、フレアを起こしていた2303黒点群が向こう側に回り、
GOES衛星のX線グラフは静かになってしまいました。

2305群、2315群も西の端に近づいていて、
太陽の可視光写真も寂しくなっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。