宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 4/ 1 12:41 更新 太陽風の急な強まりが到来しました。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 昨日の午後、31日16時半(世界時31日7時半)に、 太陽風の小規模の乱れが到来して、 磁場強度(ACEの図の白線)は、7nTから15nTへ、 速度(黄色線)は、330km/秒から380km/秒へ、 それぞれ急に強まる変化が発生しました。 速度は、5時間ほどかけて400km/秒まで高まり、 現在もこの状態が続いています。 一方、磁場強度は今朝くらいからゆっくりと下がり始め、 現在も強まった状態ですが、10nTに下がっています。 変化の急な始まり方から、 CMEに関係する乱れではないかと思います。 SOHO衛星のデータをたどると、 28日のニュースでお知らせした、 世界時27日13時頃のフィラメント噴出がこの原因かもしれません。 400km/秒の太陽風の乱れが、4日ほどかけて地球へ到来した、 というのは良さそうなタイミングです。 太陽風の磁場は強まりましたが、 南北成分(赤線)は、ほとんどの時間で北を向いて(プラス側)います。 このため、磁気圏の活動は特に強まらず、 AE指数は250nTくらいの変化が起きた程度で、穏やかです。 3月17日の太陽風の乱れでは激しい磁気嵐が発生しましたが、 この時の太陽風の磁場は、南向き(マイナス側)に強まりました。 太陽風の乱れの大きさの違いもありますが、 今回の様に磁場が北向きに振れると、 磁気圏の変化は小さいままです。 太陽は、フレアを起こしていた2303黒点群が向こう側に回り、 GOES衛星のX線グラフは静かになってしまいました。 2305群、2315群も西の端に近づいていて、 太陽の可視光写真も寂しくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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