宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:04)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/28 00:06 C1.8
3/27 21:36 C1.6
3/26 09:05 C2.8
01:26 C3.3

黒点  3/28 (NOAA)
磁場 フレア
2303 1 β C1
2305 17 βγ C3
2307 3 β ---
2309 2 β C2
2310 2 β ---
2312 1 α ---
2313 1 α ---
2314 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 366 +3.7
-2 h 378 +4.3
-4 h 378 -0.6
-6 h 397 +2.0
-8 h 400 +2.2
-10 h 387 -0.5
-12 h 405 -4.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -7 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
3/28 0.4 7x10^3
3/27 0.4 9x10^3
3/26 0.5 8x10^3
3/25 0.9 2x10^4
3/24 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/23 12:50 高速太陽風は続いています。ムルマンスクより皆既日食の写真をどうぞ。
2015/ 3/24 10:22 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2015/ 3/25 08:52 太陽の裏側でCMEが起きました。太陽風は550km/秒の高速風が続いています。
2015/ 3/26 09:43 太陽風は500km/秒台の高速風が続いています。太陽でCクラスのフレアが発生しています。
2015/ 3/27 10:01 高速の太陽風は終わりました。太陽のフレアも穏やかです。
最新のニュース

2015/ 3/28 10:04 更新
太陽風は低速風に変わっています。明日くらいから再び速度が高まりそうです。

担当 篠原

昨夜、27日22時(世界時27日13時)頃に、
太陽の北東端(左上)で、フィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
太陽からコロナのガスがゆっくりと持ち上げられ、
噴き上がって行く様子が見られます。

この噴出により、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していて、
SOHO衛星LASCO C2では、ガスがきれいに丸く広がっています。
SOHO衛星の写真が、
28日1時半(世界時17日16時半)で止まっているので、
飛び出す途中までの動画です。
CMEは地球に対して横方向に噴き出しているので、
影響はありません。


太陽では、西の端(右端)の2309黒点群で、
C1の小さいフレアが4回発生していますが、
全体としては穏やかで、X線のグラフもあまり変化がありません。


太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続いて、
昨夜には400km/秒を割り、
現在は360km/秒と低速風に変わっています。

磁場強度は、5nTから7nTへ少し高まりましたが、
現在は6nTとやや戻しています。

27日周期の図を見ると、300km/秒台への速度の低下が、
およそ1日遅れで発生しています。
すると、速度の高まりも1日遅れで、
明日くらいから始まるのかもしれません。
SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、
コロナホールは太陽の中心線付近に広がっていて、
地球へ向かって高速の太陽風を吹き出しているところです。




今朝、成田空港に着きました。
そのまま羽田空港へ移動して、記事を書いています。
到着時の機内放送で気温4度と案内があり、
驚いて服を着込みました。
束の間の夏でした・・・



太陽から北東(左上)に向かって発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。