宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 3/31 12:36 更新 太陽風は330km/秒の低速風です。磁気嵐中のフィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 フィンランドの小松兼一さんより、 3月17日に始まった大磁気嵐中のオーロラの写真をいただきました。 私の海外出張のため掲載が遅れてしまいましたが、 撮影はフィンランド中部のオウルで、現地17日20〜21時とのことです。 激しい磁気嵐の発生をうけ、夜を待ち構えての撮影だったそうです。 今回のオーロラは、空全体が明るくなるように見えていたことや、 青いオーロラをはっきりと見ることができたなど、 いつもとは違う見え方をしていたそうです。 写真も、独特の色の混ざった、複雑な写り方をしています。 また、ソニーのα7Sを使ってリアルタイムの動画撮影を行ったそうで、 Youtubeに、動画1、動画2と2つ公開されています。 そのままの時間の速さですので、 オーロラの本当の動きの速さを実感することができます。 静止画では伝えることのできない迫力ですね。 いつまでも見ていたくなる光景です。 素晴らしいオーロラをどうもありがとうございます。 昨夜から、太陽風の速度は330km/秒まで下がり、 予想とは反対に、かなり遅い風になっています。 磁場強度は、6nTと平均的な値で安定しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールは、太陽の右側にだいぶ進んでいて、 影響が及ぶなら、そろそろ始まってもよい頃です。 27日周期の図の前周期の変化とは、 だいぶ様子が変わっていますが、 引き続き注目して下さい。 一方、SDO衛星AIA193では、 北半球側の縦に伸びるコロナホールが、 太陽の中心線に達しています。 3日ほどすると、こちらの影響が始まるかもしれません。 磁気圏の活動は穏やかです。 AE指数のグラフは、ほとんど変化していません。 太陽では、昨日のニュース更新時のC4.7に続いて、 C2.4、C4.1などの小規模フレアが、 西の端の2303黒点群で発生しました。 活発に活動しているのは、この2303群だけで、 今後は完全に見えなくなるので、 X線のグラフは静かになりそうです。 フィンランド・オウルで、磁気嵐発生中の現地3月17日20〜21時に撮影されたオーロラ。 (c) 小松兼一氏 フィンランド・オウルで、磁気嵐発生中の現地3月17日20〜21時に撮影されたオーロラ。 (c) 小松兼一氏 フィンランド・オウルで、磁気嵐発生中の現地3月17日20〜21時に撮影されたオーロラ。 (c) 小松兼一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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