宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 3/27 10:01 更新 高速の太陽風は終わりました。太陽のフレアも穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、 その後もゆっくりと低下して、 現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。 3月17日に始まった高速の太陽風は、 9日間にわたって続きました。 太陽風の磁場強度は、 5nTとこちらも平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、振れ幅は小さいのですが、 グラフの前半はやや北寄り、 後半はやや南寄りとなっています。 オーロラの活動度を表すAE指数のグラフも、 前半はより穏やかで、後半はやや活動的になっています。 しかし、速度が下がり、磁場の振れ幅も大きくはないため、 AE指数の変化は小規模に留まっています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 南半球のコロナホールの右側が太陽の中心線に達しています。 27日周期で前周期の太陽と比較すると、 1日遅れで到達しています。 27日周期の図では、今回の太陽風速度の低下(3月26日)も、 前周期の低下(2月26日)より1日遅れています。 このため、コロナホールの影響の始まりも1日遅れると考えると、 明後日、29日頃になりそうです。 前回は600km/秒を超える高速風が来ましたが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽の中央の2305黒点群は、 昨日のニュースの頃にC2.8の小規模フレアを起こした後は、 穏やかになり、 C1の小さいフレアを2回起こした程度です。 黒点としては、まだ目立っていますが、 このまま静かになってしまうのでしょうか。 今日はハノイで、大学の訪問などに出かけます。 昨夜は涼しくて、とても気持ちよく過ごせました。 昼はどうなのか、これから楽しみです。 深夜の便で日本に戻り、明日は東京で記事を書く予定です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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