宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:01)
昨日、C3.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/27 --- ---
3/26 09:05 C2.8
01:26 C3.3
3/25 17:22 C3.3
16:07 C1.8
13:37 C8.7
10:34 C2.6

黒点  3/27 (NOAA)
磁場 フレア
2303 2 α ---
2305 16 βγ C9
2307 5 β ---
2310 2 α ---
2312 4 β ---
2313 1 α ---
2314 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 430 -1.7
-2 h 437 -2.4
-4 h 432 -1.3
-6 h 419 -2.8
-8 h 412 -0.4
-10 h 435 +0.2
-12 h 431 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
3/27 0.3 9x10^3
3/26 0.5 8x10^3
3/25 0.9 2x10^4
3/24 0.5 2x10^4
3/23 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/22 12:09 600km/秒台の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/23 12:50 高速太陽風は続いています。ムルマンスクより皆既日食の写真をどうぞ。
2015/ 3/24 10:22 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2015/ 3/25 08:52 太陽の裏側でCMEが起きました。太陽風は550km/秒の高速風が続いています。
2015/ 3/26 09:43 太陽風は500km/秒台の高速風が続いています。太陽でCクラスのフレアが発生しています。
最新のニュース

2015/ 3/27 10:01 更新
高速の太陽風は終わりました。太陽のフレアも穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュースの後に500km/秒台を割り、
その後もゆっくりと低下して、
現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。
3月17日に始まった高速の太陽風は、
9日間にわたって続きました。

太陽風の磁場強度は、
5nTとこちらも平均的な値で安定しています。
磁場の南北成分は、振れ幅は小さいのですが、
グラフの前半はやや北寄り、
後半はやや南寄りとなっています。

オーロラの活動度を表すAE指数のグラフも、
前半はより穏やかで、後半はやや活動的になっています。
しかし、速度が下がり、磁場の振れ幅も大きくはないため、
AE指数の変化は小規模に留まっています。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
南半球のコロナホールの右側が太陽の中心線に達しています。
27日周期で前周期の太陽と比較すると、
1日遅れで到達しています。
27日周期の図では、今回の太陽風速度の低下(3月26日)も、
前周期の低下(2月26日)より1日遅れています。

このため、コロナホールの影響の始まりも1日遅れると考えると、
明後日、29日頃になりそうです。
前回は600km/秒を超える高速風が来ましたが、
今回はどうなるでしょうか。


太陽の中央の2305黒点群は、
昨日のニュースの頃にC2.8の小規模フレアを起こした後は、
穏やかになり、
C1の小さいフレアを2回起こした程度です。
黒点としては、まだ目立っていますが、
このまま静かになってしまうのでしょうか。




今日はハノイで、大学の訪問などに出かけます。
昨夜は涼しくて、とても気持ちよく過ごせました。
昼はどうなのか、これから楽しみです。
深夜の便で日本に戻り、明日は東京で記事を書く予定です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。