宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:43)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/26 09:05 C2.8
01:26 C3.3
3/25 17:22 C3.3
16:07 C1.8
13:37 C8.7
10:34 C2.6
3/24 14:48 C1.5

黒点  3/26 (NOAA)
磁場 フレア
2303 4 β ---
2305 26 βγδ C9
2307 6 β ---
2308 1 α ---
2310 2 β ---
2312 5 β ---
2313 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:37 499 +0.8
-2 h 507 +1.5
-4 h 553 +1.5
-6 h 568 +0.1
-8 h 580 +1.6
-10 h 577 -0.3
-12 h 560 +3.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -8 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
3/26 0.4 8x10^3
3/25 0.9 2x10^4
3/24 0.5 2x10^4
3/23 0.4 7x10^3
3/22 0.5 5x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/21 14:47 太陽風は600km/秒近い高速風が続き、磁気圏の活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/22 12:09 600km/秒台の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/23 12:50 高速太陽風は続いています。ムルマンスクより皆既日食の写真をどうぞ。
2015/ 3/24 10:22 500km/秒台の高速太陽風が続いています。
2015/ 3/25 08:52 太陽の裏側でCMEが起きました。太陽風は550km/秒の高速風が続いています。
最新のニュース

2015/ 3/26 09:43 更新
太陽風は500km/秒台の高速風が続いています。太陽でCクラスのフレアが発生しています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日より550km/秒の状態が続いていましたが、
今朝、26日6時(世界時25日21時)に少し下がって、
以降は500km/秒となっています。
高速の風は続いていますが、
そろそろ終わりに近づいているのかもしれません。

太陽風の磁場強度は、グラフの途中で弱まる変化もありますが、
全体としては、5nT付近で安定しています。

磁場の南北成分は、0nTからやや北寄りに推移しています。
このため、磁気圏の活動は弱まっていて、
オーロラの活動度を表すAE指数は、
700nTの中規模の変化がひとつありますが、
他は小さい変化ばかりです。


27日周期の図を参考にすると、
太陽風の高まりは一旦終わりになりそうです。
一方、SDO衛星AIA193の太陽写真を見ると、
南半球にコロナホールが大きく広がっていて、
そろそろ太陽の中心線に達しそうです。
このため、3〜4日後くらいから次の高速太陽風が始まりそうです。

前周期のグラフでは、次の高速風は3月1日に始まっています。
しかし、今回はコロナホールの位置が少し左にずれていて、
中心線に達するのが1日くらい遅れそうです。
従って、高速風の始まりも1日遅れるとすると、
29日頃になるかもしれません。


太陽は、昨日のニュースの後から、
中央の2305黒点群の活動が高まり、
C2.6、C8.7、C3.2、C3.3など
Cクラスの小規模フレアを8回ほど起こしています。

引き続き注目して下さい。




昨日の昼間は、暑かったものの比較的爽やかな空気で、
久しぶりに夏の空気を楽しんだ感じでした。
今日は、昼の便でベトナムのハノイへ向かいます。
これから荷物をまとめて、空港へ向かいます。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。