宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C8.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/17 10:46 C1.9
05:37 C8.1
05:03 C5.5
3/16 22:49 C2.8
19:37 M1.6
08:09 M1.2
07:43 C7.8
3/15 20:26 C6.8
10:15 C9.1
09:18 C2.4
07:56 C1.9
05:33 C1.6
03:37 C5.3

黒点  3/17 (NOAA)
磁場 フレア
2297 24 βγδ M2
2299 1 α ---
2301 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:59 415 +6.2
-2 h 425 +5.5
-4 h 419 +7.1
-6 h 435 +4.5
-8 h 428 +6.8
-10 h 403 +7.6
-12 h 412 +9.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 15 -/ -
-2 h 16 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 18 -/ -
-8 h 15 -/ -
-10 h 16 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 1x10^1
3/17 5.0 3x10^1
3/16 8.4 7x10^1
3/15 4.0 1x10^2
3/14 0.4 6x10^1
3/13 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/12 11:21 2297黒点群でX2.1の大規模フレアが発生しました。
2015/ 3/13 12:26 太陽では、Mクラスのフレアが続いています。太陽風は穏やかです。
2015/ 3/14 13:32 2297黒点群の活動がやや弱まっています。太陽風は穏やかです。
2015/ 3/15 13:28 Cクラスのフレアの発生は続いています。太陽風は低速で穏やかです。
2015/ 3/16 12:24 昨日のC9.1フレアに伴ってCMEが発生しています。Mフレアが2回起きています。
最新のニュース

2015/ 3/17 12:12 更新
2297群のフレアは続いています。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

2297黒点群は、次第に太陽の西の端に近づいています。
しかし、可視光写真を見ると、
黒点の数は減っていて、寂しくなっています。

フレアの活動は続いています。
昨夜も、16日19時半(世界時16日10時半)に
M1.6の中規模フレアを起こし、
その後、C5.5、C8.1などを含めて、
Cクラスの小規模フレアを6回ほど起こしています。

黒点の様子から、活動は次第に弱まりそうです。
また、太陽の端に近づいているので、
地球へ影響が及ぶ可能性も小さくなっています。

太陽は、北東の端(左上)から新しい黒点が顔を出しています。
どの様な活動度の黒点でしょうか。


太陽風は、昨日、16日14時(世界時16日5時)に
磁場強度が急に13nTに強まる変化が発生しています。
磁場の強まりはその後も続いていて、
現在も10nT付近で推移しています。

速度も、350km/秒から430km/秒へ、
小幅ですがゆっくりと変化しています。

27日周期の図を見ると、
前周期の2月16日にも似た様な磁場の強まりが到来しています。
今回の変化は、この回帰かもしれません。

磁場の南北成分は、北向きに強まっています。
このため、磁気圏は穏やかで、
AE指数は、変化がやって来た中盤以降は、
ほとんど変化していません。


昨日お知らせしたCMEによる太陽風の乱れが、
地球に近づいていると考えられます。
今夜から明日にかけて、太陽風の強まりに注目して下さい。

磁場が南向きに大きく振れると、
オーロラの活動も強まるでしょう。
新月に近いので、夜空の条件は良く、
オーロラのライブカメラにも注目して下さい。



SDO衛星による2297黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。