宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 3/16 12:24 更新 昨日のC9.1フレアに伴ってCMEが発生しています。Mフレアが2回起きています。 担当 篠原 昨日の昼、15日10時(世界時15日1時)に発生した C9.1の小規模フレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 昨日もフレアの動画を掲載しましたが、 今日はSDO衛星のAIA193による動画を掲載します。 活動領域の上空に浮かんでいるダークフィラメントが、 フレアとともに飛び出していく様子が良く見えています。 太陽からCMEのガスが噴出する様子を、 SOHO衛星LASCO C3の動画で掲載します。 白いガスが太陽全体を包む様に広がって見える、 ハロー型のCMEになっています。 このため、飛び出したガスは 地球の方向にも向かっていると考えられます。 到来まで、2日半程度と考えると、 明日、17日の夜から18日にかけてと予想されます。 太陽風の速度の高まり、 磁場の強まりなどがやって来て、 オーロラの活動を高める可能性があります。 2297黒点群は、昨日の夕方にM1.0、 今朝にM1.2と2つの中規模フレアと、 C6.8やC2.4などの小規模フレアを起こしています。 拡大写真の黒点の様子は、次第に寂しくなっていますが、 引き続き注目して下さい。 太陽風は、低速の風が続いています。 速度は330km/秒から、一旦、300km/秒へ下がり、 今朝からやや戻して、現在は350km/秒です。 磁場強度は、多少増減していますが、 5nT前後で推移しています。 磁気圏も基本的には穏やかで、 AE指数は前半に小規模の変化がみられますが、 後半からは静かになっています。 昨日、2297黒点群で発生したC9.1のフレアの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) C9.1のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による2297黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |