宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:28)
今日、C9.1の小規模フレアが発生しました。
また、M2.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/15 10:15 C9.1
09:18 C2.4
07:56 C1.9
05:33 C1.6
03:37 C5.3
3/14 22:22 C1.7
20:42 C2.6
16:56 C2.1
13:22 M1.4
10:39 C2.3
06:58 C2.0
05:34 C6.2
3/13 20:07 C1.9
19:42 C1.6
16:32 C6.9
14:41 M1.8
12:46 M1.2
08:24 C1.9
07:55 C3.4
07:32 C3.6
07:10 C3.3
06:40 M2.7
05:24 C4.8

黒点  3/15 (NOAA)
磁場 フレア
2297 21 βγδ M3
2299 1 α C2
2301 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 332 -2.0
-2 h 335 -2.4
-4 h 327 -2.2
-6 h 334 -2.1
-8 h 326 +0.9
-10 h 331 +0.4
-12 h 337 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h -1 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
3/15 0.5 1x10^2
3/14 0.4 6x10^1
3/13 0.4 3x10^2
3/12 0.6 5x10^2
3/11 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/10 12:40 2297黒点群で中規模フレアが3回発生しました。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2015/ 3/11 12:22 2297黒点群でM2.9のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2015/ 3/12 11:21 2297黒点群でX2.1の大規模フレアが発生しました。
2015/ 3/13 12:26 太陽では、Mクラスのフレアが続いています。太陽風は穏やかです。
2015/ 3/14 13:32 2297黒点群の活動がやや弱まっています。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2015/ 3/15 13:28 更新
Cクラスのフレアの発生は続いています。太陽風は低速で穏やかです。

担当 篠原

2297黒点群は、活動を少し盛り返しています。
昨日のニュースの更新中、14日13時半(世界時14日4時半)に、
M1.3の中規模フレアを起こし、
その後、現在までにC1〜2の小さいフレアを10回と、
未明にC5.3、昼前にはC9.1と、
大きめのCクラスフレアも2つ起こしています。

活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
最後のC9.1は、X線の強度が長い時間強まるタイプで、
CMEも発生しているかもしれません。
太陽の中心付近で発生しているので、
噴出があった場合は、地球へも影響しそうです。

2297黒点群は、次第に太陽の西の端に近づいていくため、
地球へ影響は及びにくくなりますが、
もうしばらく注目して下さい。


太陽風は、速度が350km/秒から330km/秒へ下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度も、7nTから4nTに下がっています。

太陽風の乱れは特に見られないままです。
27日周期の図を見ると、
太陽風磁場のセクターの切り替わりが一日遅れで到来し、
静かに推移しています。

セクターの切り替わり後、
太陽風磁場の南北成分は南寄りになっています。

磁場の振れ幅は小さく、速度も下がっているので、
磁気圏への影響は小さくなりますが、
弱いオーロラの活動が見られる様になるかもしれません。
AE指数のグラフを見ると、
最後に300nT程度の弱い変化が現れています。




2297黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による2297黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。