宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 3/12 11:21 更新 2297黒点群でX2.1の大規模フレアが発生しました。 担当 篠原 12日1時(世界時11日16時)に、 活発に活動している2297黒点群で、 X2.1の大規模フレアが発生しました。 2297群では初めてのXクラスフレアです。 Xクラスのフレアは、2014年12月20日のX1.8以来で、 およそ3ヶ月ぶりの発生です。 Xフレアと、それに続く活動の様子を、 SDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。 AIA304(赤)の写真では、 Xフレアとともにコロナのガスが激しく噴き上がっています。 また、動画の後半では、2297群から右上の領域かけて、 大きく爆発が広がっています。 GOES衛星のX線グラフは、 昨日から今日にかけてさらに激しく変化しています。 M1.8、M2.6、M1.0の中規模フレアや、 Cクラスのフレアも10回以上記録されています。 2297黒点群の活動には引き続き注目して下さい。 これらのフレアに伴って、 CMEも噴き出している可能性がありますが、 SOHO衛星の写真がまだ更新されていません。 明日にでも紹介できると思います。 フレアの発生地点が太陽の中心付近なので、 地球へ影響が及ぶ可能性も高くなっています。 現在の太陽風は、速度が400km/秒から少し下がって、 380km/秒程度と少し低速気味になっています。 磁場強度は、5nTから8nTにやや上がっています。 コロナホールの影響が及び始めているのでしょうか。 磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化しています。 このため磁気圏の活動も、高まったり、静かになったり、 ゆっくりと切り替わっています。 今後、コロナホールとCMEによる太陽風の乱れが 重なる様に到来するかもしれません。 磁場が強まって、大きく南向きに振れると、 磁気圏の活動もより激しくなります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による2297黒点群の拡大写真。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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