宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
今日、X2.2の大規模フレアが発生しました。
また、M5.8の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 11:09 C7.1
08:16 C6.9
07:08 C7.8
03:37 M1.0
01:10 X2.2
3/11 23:30 C2.0
22:04 C2.3
20:21 C5.8
16:45 M2.6
16:26 M1.4
16:03 M1.8
15:04 C2.7
14:11 C4.0
13:48 C4.5
11:11 C2.8
09:18 C5.4
08:46 M2.9
08:00 C3.3
06:02 C3.7
05:37 C4.7
3/10 16:15 C2.7
15:28 C1.4
13:07 C4.5
12:18 M5.1
08:28 M5.8
02:36 C9.1

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
2297 19 βγδ X2
2298 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 394 -3.7
-2 h 382 +3.2
-4 h 375 +5.8
-6 h 374 +1.7
-8 h 380 +1.1
-10 h 384 -1.5
-12 h 397 -3.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -4 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
3/12 0.5 5x10^2
3/11 0.4 2x10^3
3/10 0.4 4x10^3
3/ 9 0.3 3x10^3
3/ 8 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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衛星電子 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/ 7 15:10 太陽の東端から2297黒点群が現れました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2015/ 3/ 8 15:09 2297黒点群でM9.2の中規模フレアが発生しました。
2015/ 3/ 9 12:59 M9.2フレアに伴ってCMEも噴出しています。太陽風は高速風が続いています。
2015/ 3/10 12:40 2297黒点群で中規模フレアが3回発生しました。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2015/ 3/11 12:22 2297黒点群でM2.9のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2015/ 3/12 11:21 更新
2297黒点群でX2.1の大規模フレアが発生しました。

担当 篠原

12日1時(世界時11日16時)に、
活発に活動している2297黒点群で、
X2.1の大規模フレアが発生しました。
2297群では初めてのXクラスフレアです。
Xクラスのフレアは、2014年12月20日のX1.8以来で、
およそ3ヶ月ぶりの発生です。

Xフレアと、それに続く活動の様子を、
SDO衛星AIA131と304の動画で紹介します。
AIA304(赤)の写真では、
Xフレアとともにコロナのガスが激しく噴き上がっています。
また、動画の後半では、2297群から右上の領域かけて、
大きく爆発が広がっています。

GOES衛星のX線グラフは、
昨日から今日にかけてさらに激しく変化しています。
M1.8、M2.6、M1.0の中規模フレアや、
Cクラスのフレアも10回以上記録されています。

2297黒点群の活動には引き続き注目して下さい。

これらのフレアに伴って、
CMEも噴き出している可能性がありますが、
SOHO衛星の写真がまだ更新されていません。
明日にでも紹介できると思います。
フレアの発生地点が太陽の中心付近なので、
地球へ影響が及ぶ可能性も高くなっています。


現在の太陽風は、速度が400km/秒から少し下がって、
380km/秒程度と少し低速気味になっています。
磁場強度は、5nTから8nTにやや上がっています。
コロナホールの影響が及び始めているのでしょうか。

磁場の南北成分は、南北にゆっくりと変化しています。
このため磁気圏の活動も、高まったり、静かになったり、
ゆっくりと切り替わっています。

今後、コロナホールとCMEによる太陽風の乱れが
重なる様に到来するかもしれません。
磁場が強まって、大きく南向きに振れると、
磁気圏の活動もより激しくなります。



X2.1とそれに続く2297黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131、304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による2297黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。