宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 3/11 12:22 更新 2297黒点群でM2.9のフレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日のM5.7フレアに伴うCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、 SOHO衛星ALSCO C3の動画で紹介します。 フレアは、太陽の東端(左端)近くで発生したので、 CMEも左側を中心に広がっています。 地球の方向へはあまり広がっていないようですが、 発生から2〜3日後の12日朝から13日にかけて 小規模の乱れがやって来るかもしれません。 昨日のニュースの直前、10日12時半(世界時10日3時半) に発生していたもうひとつの中規模フレアは、M5.1でした。 その後も2297黒点群は、 Cクラスのフレアを10回以上も起こし、 今朝、11日9時(世界委11日0時)に、 再びM2.9の中規模フレアを起こしました。 2297群がこちら側に現れてから、8回目のMクラスフレアです。 フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。 2297群は次第に太陽の中心に近づいているので、 CMEが発生した時に地球へ影響が及ぶ可能性も 次第に大きくなっています。 2297群のフレア活動には引き続き注目して下さい。 太陽風は、速度は370〜400km/秒の間でゆっくりと変化し、 磁場強度も5〜6nTと、それぞれ平均的な値で推移しています。 8日朝のM9.2のフレアから3日が経ちましたが、 太陽風の乱れは到来していません。 地球方向にはそれほど広がらなかった様です。 一方、SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが中心線を通過して、西側に進んでいます。 もう2日くらいすると、 この領域からの影響が見られるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、比較的北寄りになっています。 このため、磁気圏も比較的穏やかで、 AE指数は小さい活動が2回ほど見られる程度です。 昨日のM5.7フレアに伴うCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2297黒点群で今朝発生したM2.9のフレアの様子。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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