宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 3/10 12:40 更新 2297黒点群で中規模フレアが3回発生しました。太陽風は平均的な状態に戻っています。 担当 篠原 活動の高まっている2297黒点群で、 更に3つのMクラスフレアが発生しました。 昨夜、9日23時半(世界時9日14時半)のM4.5と、 今朝、10日8時半(世界時9日23時半)のM5.8、 そして、記事を書いている最中の 10日12時半(世界時10日3時半)にも、 M5に達するフレアが起きました。 M5.8のフレアは、X線強度の変化がより長く続くタイプです。 SDO衛星AIA131とAIA193の動画を掲載します。 周囲のコロナの激しい変化も合わせてご覧下さい。 このフレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生している可能性がありますが、 SOHO衛星の写真はまだ揃っていないので、 詳細は明日お知らせします。 2297黒点群は、この他にも、C9.1、C4.0、C3.0、 などのCクラスフレアを多く起こしていて、 GOES衛星のX線グラフはにぎやかになっています。 その一方、現在の太陽面にはこの黒点群しか見えておらず、 孤軍奮闘となっています。 引き続き2297群の活動に注目して下さい。 太陽風は、ゆっくりと速度が下がり続けて、 現在は400km/秒と平均的な速度に戻っています。 磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、北寄りに振れる様になり、 磁気圏は静かになっています。 AE指数のグラフはほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 中央部に三角形をしたコロナホールが見えています。 この領域の影響が3日後の13日頃に地球へやって来るかもしれません。 27日周期の図の前周期を見ると、 前周期のこの頃には特に目立った変化は来ませんでした。 今回はどうなるでしょうか。 記事をアップする直前に、M5のフレアが発生し、 慌てて記事を書き足しました・・・ 掲載のSDO衛星AIA193が、 M5フレアの瞬間の写真になっています。 2297黒点群で、M5.8の中規模フレアが発生しました。SDO衛星AIA131とAIA93による動画です。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |