宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
今日、M8.2の中規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 3 11:18 C7.0
10:24 M8.2
09:16 C3.5
07:58 C6.0
04:20 M4.1
02:23 C3.9
00:08 M3.7
3/ 2 21:51 C3.4
19:27 C5.5
18:38 M1.1
17:37 C3.2
16:41 C5.2
16:03 C3.2
15:31 M1.0
14:50 C3.0
14:07 C2.5
11:52 C2.3
00:39 C6.8
3/ 1 13:50 C3.7

黒点  3/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2290 1 α M4
2292 8 β ---
2293 15 β ---
2294 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 537 +0.6
-2 h 553 -1.7
-4 h 567 -1.1
-6 h 587 +0.4
-8 h 585 +0.9
-10 h 607 -0.6
-12 h 628 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -24 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -26 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
3/ 3 0.3 1x10^3
3/ 2 0.3 3x10^2
3/ 1 0.4 2x10^2
2/28 0.8 4x10^2
2/27 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/26 12:52 やや高速の太陽風が続いています。太陽は静かです。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/27 19:30 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響が近づいています。
2015/ 2/28 12:57 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2015/ 3/ 1 15:08 コロナホールの影響で、高速風が始まりました。Cフレアも増えています。
2015/ 3/ 2 15:07 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も活発です。
最新のニュース

2015/ 3/ 3 13:03 更新
太陽でM8.2などMクラスフレアが4回発生しています。太陽風は650km/秒の高速風になりました。

担当 篠原

太陽の北西端(右上)の2290黒点群は、
その後更に活動を強めて、
2日15時半(世界時2日6時半)にM1.0、
2日18時半(世界時2日9時半)にM1.1、
今日に入って、3日0時半(世界時2日15時半)にM3.7、
3日4時半(世界時2日19時半)にM4.1、
さらに、今朝、3日10時半(世界時3日1時半)にM8.2と、
Mクラスの中規模フレアを5回起こしました。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
激しく活動する様子が見事に捉えられています。
最後のM8.2フレアは、
太陽の向こう側に半分没した状態で起きています。
実際の規模はXクラスに達していたのかもしれません。

これらのフレアに伴ってCMEも発生していますが、
太陽から横方向に噴き出しているので、
地球への影響はないでしょう。

GOES衛星のX線グラフは、激しく変化を起こしています。
しかし、2290黒点群は見えなくなったので、
今後は穏やかになるでしょう。


太陽風は、昨夜にかけて速度が650km/秒に上昇しました。
今日に入った頃からは下がり始めて、
現在は550km/秒に戻っていますが、高速の状態は続いています。

太陽風の磁場強度は、
速度が高まるまでは10nT近くに強まっていましたが、
その後は5nTに低下して、
現在は平均的な値で落ち着いています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は南に大きく振れていますが、
強度が下がるとともに0nT付近に留まる様になっています。

このため、磁気圏の活動も、
掲載のAE指数のグラフの前半は激しくなり、
AE指数は500nTから、
最大1400nTに達する激しい変化も記録されています。
極域では活発なオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。

AE指数のグラフの後半は静かになっていますが、
最後のところで、500nTに高まっていて、
再び活動的になるのかもしれません。

高速太陽風の領域はピークを越え、
これから2日程度かけて穏やかになっていきそうです。




今日は福岡の研究集会2日目です。
出張に行くと太陽が活発になるという法則は
今回も発揮されたようです・・・
海の中道という風光明媚な場所が会場ですが、
今日は雨でちょっと残念です。
今日と明日、発表があり、明後日からは種子島へ渡ります。



2290黒点群の活発なフレア活動。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。