宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/27 19:30 更新 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響が近づいています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降ゆっくりと下がり、 今日に入った頃には400km/秒と通常の速度に戻り、 その後、更に下がって、昼には350km/秒に下がり、 低速の風に変わっています。 磁場強度は、6nTと平均的な値が続いていましたが、 夕方くらいから弱まっています。 セクターの境界に差しかかっているための様で、 27日周期の図を見ると、 「A」から「T」へ切り替わりかけています。 磁場の南北成分は、0nTから北寄りで推移しています。 このため、磁気圏は穏やかになっていて、 AE指数のグラフはほとんど変化が起きていません。 太陽風は低速になりましたが、 SDO衛星AIA193では、南半球の高緯度のコロナホールが、 太陽の中心線を越えているところで、 この領域からの高速太陽風が今後到来しそうです。 27日周期の図では、2月1日に太陽風が強まっています。 現在のコロナホールの位置を比べると、 今回は1〜2日程度始まりが遅れそうです。 今後の変化に注目して下さい。 太陽は、目立った変化はなく、 穏やかな状態が続いています。 今日は学校の終業式で、様々な用事が重なってしまい、 昼に記事を書く時間が取れませんでした。 更新が夜になってしまい申し訳ありません。 明日から春休みですが、成績の報告、福岡で研究集会、 種子島ロケットコンテストと行事が連なっていて、 慌ただしく過ぎ去りそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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