宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 2/26 12:52 更新 やや高速の太陽風が続いています。太陽は静かです。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 フィンランド北部のキッテラ、シルッカへ オーロラ撮影旅行中の木盟良三さんより、 現地23日1時半に撮影されたオーロラの写真をいただきました。 データを見ると、太陽風は低速(350km/秒)でしたが、 磁場が南向きに振れて(-5nT)、 オーロラの活動度がやや高まった頃の撮影の様です。 こちらはスキーリゾートだそうで、 ホテルはスキー場のゴンドラに乗って中腹にあるそうです。 このため、下の方に町の灯りが広がっています。 1枚目の写真では、右上にカシオペヤ座、 中央にペルセウス座、ぎょしゃ座が並び、 オーロラの光の帯のすぐ横にはプレアデス星団の星の集まりが写っています。 巻き込むようなオーロラの渦がとても印象的な写真です。 どうもありがとうございます。 23日に始まった太陽風の高まりは、現在も続いていて、 速度は480km/秒前後とやや高速の状態です。 磁場強度は7nTから5nTへやや下がり、平均的な値に戻っています。 磁気圏の活動はある程度活発に発生していて、 AE指数は500nTの中規模の変化が繰り返し起きています。 後半では静かになっていますが、 ここまではにぎやかなオーロラの発生が見られたのではないでしょうか。 磁場強度が下がってきたので、速度の高まりもこれから弱まりそうです。 一方、SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールが 太陽の中央線に達しつつあります。 2〜3日後くらいから、こちらの影響が始まりそうです。 太陽は、X線のグラフは平坦で、とても穏やかです。 黒点も2290黒点群が見えている程度です。 一日遅れですが、昨日のニュースで紹介した、 太陽の南東部(左下)で発生した活動の様子を動画で紹介します。 裏側で発生したフレアによる変動の様で、 SDO衛星AIA193、SOHO衛星LASCO C2、C3と、 コロナのガスが噴き出していく様子が撮影されています。 太陽では、この前後にも裏側でCMEが発生しています。 こちら側は静かですが、反対側では活動が続いている様です。 (c) 木盟良三氏 フィンランドのキッテラ、シルッカで、木盟さんにより現地23日1時半に撮影されたオーロラ。 (c) 木盟良三氏 24日に太陽の南東に向かって噴出したCME。SDO衛星AIA193、SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |