宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:08)
今日、C3.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 1 13:50 C3.7
2/28 22:34 C2.2
18:33 C5.6
14:20 C2.5
2/27 --- ---

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2290 3 β C4
2292 1 α ---
2293 16 βγ ---
2294 10 βγ C6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:56 520 -5.3
-2 h 501 -5.0
-4 h 473 -4.5
-6 h 469 -7.5
-8 h 461 +3.6
-10 h 413 -5.9
-12 h 397 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 -41 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
3/ 1 0.4 2x10^2
2/28 0.8 4x10^2
2/27 0.6 4x10^2
2/26 0.4 3x10^2
2/25 0.4 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/24 13:47 太陽風は強まって、やや高速の風になっています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/25 12:16 太陽風はやや高速の状態が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/26 12:52 やや高速の太陽風が続いています。太陽は静かです。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/27 19:30 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響が近づいています。
2015/ 2/28 12:57 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2015/ 3/ 1 15:08 更新
コロナホールの影響で、高速風が始まりました。Cフレアも増えています。

担当 篠原

太陽風の強まりが始まっています。
昨夜より、太陽風の磁場強度は10nTに、
速度は500km/秒に高まっています。
太陽の南半球に広がっている
コロナホールの影響が始まった様です。

太陽風の強まりとともに、
磁場の南北成分は、南寄りに変わっています。
-5nTから-10nTと南向きが強まり、
速度の上昇も重なって、
磁気圏の活動を強めています。
AE指数は、500nTを超える中規模の変化が続き、
1000nT に達する変化も記録されています。

前周期の高速風は、4日ほど続いていますが、
今回も同じくらい続きそうです。
磁場強度が強まっている間は、
磁気圏への影響も大きくなりがちです。


一方、この所静かだった太陽の活動も、
やや高まっています。
太陽の西側の2294黒点群で、
C2.5、C5.6などの小規模フレアが発生しています。
また、西端の2290黒点群でも、
Cクラスの小さいフレアが続いています。

フレアの様子から、
弱いCMEも飛び出している可能性がありますが、
SOHOのデータは、まだ見られませんでした。

この後も、フレアの発生に注目してください。



明日から3日間、福岡で研究集会に参加します。
これから新幹線に乗るところです。
さすがに福岡も、鹿児島よりは寒そうです。
そして、今週の後半は種子島と、
しばらく記事の更新が不安定になります。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。