宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/25 12:16 更新 太陽風はやや高速の状態が続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 21日に撮影されたオーロラの写真を紹介します。 新宅宏章さんによる、カナダ・イエローナイフのオーロラです。 こちらでいただいた順番に掲載しているため、 撮影から日が経ってしまい、申し訳ありません。 この日の太陽風は低速で、磁場も弱い南向きに振れたくらいでしたが、 新宅さんによると、 オーロラの規模は前回(22日のニュース)よりも小さかったものの、 動きと光の強さは上回っていたそうです。 オーロラの発生した場所やタイミングと観測場所との関係で、 様々な見え方をするのでしょう。 新宅さんは既にイエローナイフを離れている様です。 すばらしい写真たちをありがとうございました。 現在の太陽風は、速度470km/秒とやや高速の風が続いています。 磁場強度は12nTから7nTに下がりましたが、 まだ少し強まっています。 太陽風の高まりは2日目に入っていて、 前周期よりも継続期間が長くなるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 ACE衛星のグラフの前半は南寄り、後半は北寄りになっています。 このため、磁気圏の活動も様子が変化していて、 AE指数は、グラフの前半は500〜1300nTと変化が目立っていますが、 後半は静かになっています。 太陽は、南東の端(左下)で、フィラメントの噴出が発生しています。 CMEも飛び出していますが、横方向なので影響はないでしょう。 X線のグラフは、この時にC1の小さい変化が発生しただけで、 穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南東にコロナホールが大きく広がっています。 3〜4日後くらいからは、こちらの影響に注目です。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時21日8時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時21日8時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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