宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:49)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 00:02 C2.3
2/20 --- ---

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
2287 5 β ---
2288 5 β ---
2289 1 α ---
2290 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 338 -3.7
-2 h 337 -5.7
-4 h 339 -4.2
-6 h 340 +1.0
-8 h 327 -1.5
-10 h 343 +3.7
-12 h 356 +3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -15 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
2/22 1.3 3x10^2
2/21 0.4 2x10^3
2/20 0.4 2x10^3
2/19 0.3 5x10^2
2/18 0.3 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/17 12:32 太陽風の磁場が強まって、磁気圏の活動もやや高まっています。ヘルシンキのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/18 14:31 太陽風はやや高速になり、磁場が南に振れてオーロラの活動を高めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/19 13:44 太陽風は平均的な状態に戻っています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/20 13:25 太陽風は低速で、太陽も穏やかです。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/21 14:43 低速の太陽風が続いています。太陽の端で小さいフレアが起きています。
最新のニュース

2015/ 2/22 11:49 更新
太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

新宅宏章さんより、世界時20日7〜8時に発生した、
カナダ・イエローナイフのオーロラの写真をいただきました。

昨日のニュースのAE指数のグラフの、最初の頃の変化です。
上段のAL指数を見ると、7時過ぎに小さいマイナスの変化と、
8時半に2つめの小さいマイナスの変化が見えます。
振れ幅は小さいですが、AL指数のこの様なマイナスへの変化は、
オーロラの急な強まりを表していると考えられます。

新宅さんによると、短時間ですが、
そこそこの強さのあるオーロラが2回ほど出現したそうです。
現地の見え方とデータの変化が一致していている様に思います。

オーロラらしい、シンプルな写り方のきれいな写真です。
この頃、太陽風の状態は低速で穏やかでしたが、
磁場が弱く南に振れ続けたことで、
この活動の発生に繋がった様です。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は340km/秒と低速、
磁場強度は7〜8nTとやや強まっていますが、
どちらも安定しています。

磁場の南北成分は、やや南寄りの印象ですが、
南や北にゆっくりと変化しています。
このため、磁気圏でも断続的に小規模の活動が起きていて、
AE指数は200〜400nTの小さい変化が数時間おきに発生しています。

今日掲載した写真の様なオーロラの活動が、
極域の各地で観望できているのではないでしょうか。



太陽は、2286黒点群でC1の小さいフレアが2回記録されていますが、
黒点群は既に太陽の西に没しています。
現在見えている黒点は小さいものばかりで、
活動は穏やかです。

また、SOHO衛星LASCO C3によると、
昨夜、21日19時(世界時21日10時)に、
太陽を囲むように広がるハロー型のCME(太陽ガスの放出現象)
が発生しています。

SDO衛星を見ると、太陽の裏側で発生した現象の様で、
西の端の向こう側からガスが飛び出している様子が見えています。
地球への影響はありません。

また、この写真の左端には
短く尾を伸ばした彗星も写っています。



カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時20日07:06に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時20日07:11に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時20日07:49に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時20日08:24に撮影されたオーロラ。
(c) 新宅宏章氏


太陽の裏側で大きいCME(太陽ガスの放出現象)が発生しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。