宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 2/23 13:32 更新 太陽風は300lm/秒近い低速風になりました。フィンランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 今日は、フィンランド・サーリセルカに滞在中の 谷口直樹さんよりいただいたオーロラの写真を紹介します。 撮影は先週末の、現地時間20日20〜23時半(世界時20日18〜21時半)です。 20時(世界時18時)に天の川を撮影していたところ、 オーロラがうっすらと現れたそうです(1枚め)。 そして、世界時19時過ぎにはっきり現れ始め(2枚め)、 3枚め、世界時20時にブレークアップして、 1時間以上めまぐるしく変化を繰り返し(4、5枚め)、 世界時21時半頃におとなしくなったものの、 その後もオーロラは出続けていたそうです。 1、2枚めのオーロラは、肉眼ではなかなか見えない明るさだそうですが、 かえって、天の川との組み合わせがきれいな写真になっています。 そして、3、4、5枚めと一気に明るさを増し、 鮮やかな写真へ雰囲気が一変しています。 こうして、時間経過をじっくり見せていただけると、 オーロラの移り変わる様子がよく理解できます。 森の中から見上げる雰囲気がとても素敵ですね。 今回もどうもありがとうございます。 今日はもうひとつ、 昨日紹介したCMEの写真の左端に彗星が写っていましたが、 この彗星は、18日にLASCO C3の写真の右上に現れ、 19日に太陽の右下を通過して、写真の左側へ抜けていきました。 その様子を、SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 撮影されている写真全部をつなぐと大きくなりすぎるので、 1時間毎に抜き出して作っています。 太陽風は、昨日の午後から300km/秒にまで速度が下がりました。 今朝から340km/秒に戻っていますが、低速の状態は続いています。 磁場強度は、5〜7nTと平均的な値が続いています。 磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。 磁気圏の活動も弱まっていますが、変化は続いていて、 AE指数は250nTの小規模の変化が数時間おきに発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期は速度の小さい高まりが到来しています。 今回はこの変化の回帰は見られるでしょうか。 ACE衛星のデータの最新値では、 磁場強度が10nTに強まりつつあります。 太陽風の高まりが始まろうとしているのかもしれません。 太陽は、穏やかです。 X線グラフは小さい変化しか起きていません。 可視光写真も、黒点群はいくつかありますが、 黒点は小さいものばかりです。 フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 谷口直樹氏 フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 谷口直樹氏 フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 谷口直樹氏 フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 谷口直樹氏 フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。 (c) 谷口直樹氏 2月18日から21日にかけて、小型の彗星が太陽を通過しました。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |