宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/23 --- ---
2/22 --- ---
2/21 00:02 C2.3

黒点  2/23 (NOAA)
磁場 フレア
2287 3 β ---
2289 1 α ---
2290 3 β ---
2291 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:27 346 -1.6
-2 h 339 -0.2
-4 h 340 -4.0
-6 h 345 -5.1
-8 h 320 -1.4
-10 h 303 -0.1
-12 h 300 -1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -9 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 8x10^1
2/23 0.9 2x10^2
2/22 1.3 3x10^2
2/21 0.4 2x10^3
2/20 0.4 2x10^3
2/19 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/18 14:31 太陽風はやや高速になり、磁場が南に振れてオーロラの活動を高めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/19 13:44 太陽風は平均的な状態に戻っています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/20 13:25 太陽風は低速で、太陽も穏やかです。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/21 14:43 低速の太陽風が続いています。太陽の端で小さいフレアが起きています。
2015/ 2/22 11:49 太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 2/23 13:32 更新
太陽風は300lm/秒近い低速風になりました。フィンランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

今日は、フィンランド・サーリセルカに滞在中の
谷口直樹さんよりいただいたオーロラの写真を紹介します。
撮影は先週末の、現地時間20日20〜23時半(世界時20日18〜21時半)です。

20時(世界時18時)に天の川を撮影していたところ、
オーロラがうっすらと現れたそうです(1枚め)。
そして、世界時19時過ぎにはっきり現れ始め(2枚め)、
3枚め、世界時20時にブレークアップして、
1時間以上めまぐるしく変化を繰り返し(4、5枚め)、
世界時21時半頃におとなしくなったものの、
その後もオーロラは出続けていたそうです。

1、2枚めのオーロラは、肉眼ではなかなか見えない明るさだそうですが、
かえって、天の川との組み合わせがきれいな写真になっています。
そして、3、4、5枚めと一気に明るさを増し、
鮮やかな写真へ雰囲気が一変しています。
こうして、時間経過をじっくり見せていただけると、
オーロラの移り変わる様子がよく理解できます。

森の中から見上げる雰囲気がとても素敵ですね。
今回もどうもありがとうございます。


今日はもうひとつ、
昨日紹介したCMEの写真の左端に彗星が写っていましたが、
この彗星は、18日にLASCO C3の写真の右上に現れ、
19日に太陽の右下を通過して、写真の左側へ抜けていきました。

その様子を、SOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
撮影されている写真全部をつなぐと大きくなりすぎるので、
1時間毎に抜き出して作っています。



太陽風は、昨日の午後から300km/秒にまで速度が下がりました。
今朝から340km/秒に戻っていますが、低速の状態は続いています。
磁場強度は、5〜7nTと平均的な値が続いています。

磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。
磁気圏の活動も弱まっていますが、変化は続いていて、
AE指数は250nTの小規模の変化が数時間おきに発生しています。

27日周期の図を見ると、
前周期は速度の小さい高まりが到来しています。
今回はこの変化の回帰は見られるでしょうか。

ACE衛星のデータの最新値では、
磁場強度が10nTに強まりつつあります。
太陽風の高まりが始まろうとしているのかもしれません。


太陽は、穏やかです。
X線グラフは小さい変化しか起きていません。

可視光写真も、黒点群はいくつかありますが、
黒点は小さいものばかりです。




フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


フィンランド・サーリセルカで、谷口直樹さんにより現地20日20時〜23時半頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


2月18日から21日にかけて、小型の彗星が太陽を通過しました。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。