宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/18 14:31 更新 太陽風はやや高速になり、磁場が南に振れてオーロラの活動を高めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 カナダ・イエローナイフに滞在中の新宅宏章さんより、 美しいオーロラの写真をいただきました。 世界時16日から17日にかけて撮影されたオーロラで、 昨日紹介したオーロラの、 前(1枚目)と後(2枚め以降)の写真です。 後半の4枚は、太陽風の磁場が南向きに強まった頃の変化です。 ACE衛星のグラフを見ると、 太陽風の速度は、昨日の午後から400km/秒弱に少し上がり、 今朝からは450km/秒近くに高まっています。 一方、磁場強度は今朝まで10nTを超える位に強まり続け、 南北成分は、-10nTと大きく南に振れる変化が頻繁に起きました。 このため、磁気圏の活動も高まって、 AE指数のグラフを見ると、500〜800nTの中規模の変化が 1日を通して記録されています。 このグラフの前半の変化を捉えたのが、 後半の4枚のオーロラ写真です。 新宅さんによると、オーロラそのものの激しさは感じないが、 赤色がはっきりしたオーロラが多く見えたとのことです。 また、現地は -30度前後で、 風もあり、例年よりも寒く感じられるとのことです。 赤い色がとても印象的に写っている写真だと思います。 前景の木々のシルエットも美しいですね。 見事な写真をどうもありがとうございます。 現在の太陽風は、やや高速の状態が続いていますが、 磁場強度は下がり始めていて、7nTほどになっています。 南へ振れる変化も続いていますが、振れ幅は次第に小さくなっています。 太陽は、X線のグラフに変化はほとんどなく、 とても穏やかです。 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時16日06:20に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日03:46に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日06:30に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日06:45に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 カナダ・イエローナイフで、新宅宏章さんにより世界時17日09:30に撮影されたオーロラ。 (c) 新宅宏章氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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