宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/16 13:04 更新 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 昨日、見え始めていた太陽風磁場のセクターの切り替わりは、 その後も続いています。 27日周期の図のセクターのグラフを比べると、 前周期よりも2日早く変化が来た様です。 それとともに、磁場強度は10nTへ、速度は350km/秒へ、 それぞれ少し高まりました。 しかし、前周期の切り替わりと比べると、 変化はどちらも小幅になっています。 現在の太陽風は、速度は350km/秒と低速のままで、 磁場強度は、既に5nT近くに下がっています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった頃に南向きにも振れたため、 AE指数は、300〜400nTの小規模の変化が起きています。 しかし、現在は再び北寄りになり、 磁気圏は静かになっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナは、 南北の高緯度域にコロナホールが見えています。 緯度が高いため、影響は及びにくいでしょう。 ただ、前周期よりも少し低緯度側に広がっているので、 3〜4日後くらいの太陽風に 変化が見られる様になるかもしれません。 太陽は穏やかで、 GOES衛星のX線グラフに、目立った変化はありません。 黒点も、2282黒点群が目立つ程度で、 太陽は全体的に寂しくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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