宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/15 12:32 更新 太陽は穏やかです。太陽風も低速で静かです。 担当 篠原 太陽の中央部で目立っていた長大なダークフィラメントは、 そのまま太陽を横切って、西の端に達しています。 その様子を、2日間の動画として掲載します。 太陽から浮かび上がってゆらゆらと揺れながら、 西の端の向こう側へ回り込もうとしています。 太陽では、Cクラスに達する変化はなく、 静かな状態が続いています。 太陽風は、8nTに強まっていた磁場強度は、 今朝、15日6時(世界時14日23時)頃に一旦弱まり、 3時間ほど経って再び高まって、 現在は7nTとやや強まった状態に戻っています。 速度に変化はなく、 330km/秒前後と低速で穏やかです。 27日周期の図を見ると、 セクターの切り替わりが到来した様です。 セクターのグラフが、 「A」から「T」へ微かに切り替わっています。 磁場強度の強弱は、この切り替わりに伴った変化の様です。 27日周期の図の前周期を見ると、 セクターの切り替わりは1月20〜21日に起きています。 この変化が2日ほど早まって到来したのかもしれません。 前周期は、切り替わりとともに 磁場強度の強まりや速度の高まりが発生していますが、 今回は今のところ静かに推移しています。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りで推移しています。 このため、磁気圏は穏やかで、 AE指数は全く変化が見られません。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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