宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/17 12:32 更新 太陽風の磁場が強まって、磁気圏の活動もやや高まっています。ヘルシンキのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 2012年から毎年オーロラの写真をいただいている 谷口直樹さんより(以前の写真は読者写真集よりどうぞ)、 今朝撮られたばかりのオーロラ写真が届きました。 谷口さんは、これから高緯度のオーロラ帯へ向かうところで、 乗り継ぎのためヘルシンキに滞在していたそうです。 空港近くのホテルの窓から、現地17日2〜4時にかけて、 北の彼方にオーロラが見えたそうです。 太陽風のデータを見ると、昨夜から磁場強度が高まり始め、 今日に入った頃に15nTに強まり、現在も続いています。 それとともに、磁場の南北成分も変化が大きくなって、 17日4時(世界時16日19時)頃からは南向きに切り替わって、 -10nT近くまで大きく振れています。 太陽風の速度は、350km/秒と低速のまま安定していますが、 磁場の変化に伴って、磁気圏の活動も強まり、 AE指数のグラフは、300〜700nTの変化が後半から起きています。 ちょうどこの活動の高まりに、 谷口さんはヘルシンキで遭遇したようです。 ヘルシンキは緯度がまだ低く、オーロラ帯からはやや離れていますが、 オーロラの活動が強まったことで、北の低空に見えたのでしょう。 谷口さんは、これから一週間ほどオーロラを観測するそうで、 素晴らしいオーロラに出会えるとよいですね。 速報をどうもありがとうございます。 太陽は、X線のグラフはほとんど変化がなく、 とても静かです。 黒点も、2282群の2つが見えている程度です。 (c) 谷口直樹氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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