宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/13 13:09 更新 太陽は穏やかです。太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 地球の公転軌道を前後に少しずつ離れて行っているSTEREO衛星が、 太陽の反対側に達しようとしています。 1枚目の図は、現在の衛星の位置です。 現在はAhead衛星のみデータが取得できているので、 こちらに注目すると、 太陽を中心とした地球との開きは174度に達しています。 Ahead衛星のCOR2カメラでは、 2014年12月18日に左端から地球が見え始め、 2ヶ月をかけて次第に太陽に近づいています。 2枚目にその様子を動画で紹介します。 太陽と重なるまではもうしばらくかかりそうです。 通り過ぎる様子が楽しみです。 太陽は、昨日の2280黒点群で発生したC6.0のフレア以降は、 目立った活動はなく静かです。 黒点群は、中央の2283群と東端に新しく現れていますが、 どちらも小さいものです。 太陽風は、330〜350km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は5〜6nTで安定しています。 磁場の南北成分は、北、南、北とゆっくり変化していて、 南を向いた真ん中の時間帯に、 AE指数も小規模の変化をしています。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが西に進んでいます。 明日くらいから影響が見られるかもしれません。 太陽風の磁場強度や速度の高まりがやって来る可能性があります。 STEREO衛星の現在の位置。今日のAhead衛星は、地球と174度開いている。 (c) STEREO (NASA) ATEREO Ahead衛星のCOR2カメラの左から地球が見え始め、次第に太陽に近づいている。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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