宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/11 12:30 更新 M2フレアに伴ってCMEが噴出しています。その後の太陽は穏やかです。 担当 篠原 昨日のM2.4中規模フレアに伴って、 CME(太陽ガスの放出現象)が、 太陽の左上に向かって噴出しました。 その様子をSOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。 ガスが丸くふくらんで、太陽から飛び出していく様子が とてもきれいに写っています。 地球に対して斜め方向に噴き出しているので、 影響は小さいでしょう。 14日頃に太陽風の小さい乱れが見られるかもしれません。 太陽では、M2フレアのすぐ後に、 西の2280黒点群でC8.3と大きいCクラスフレアが起きましたが、 以降は、2280群でC2.9、2282群でC2.7のフレアが起きた程度で、 全体的に静かになっています。 太陽風は、速度380km/秒、磁場強度6nTと、 平均的な状態で安定しています。 磁場の南北成分は、 北に振れたり、南に振れたりしていて、 オーロラの活動度を表すAE指数の図では、 所々に小規模の活動が記録されています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナを見ると、 太陽の中央部の北半球寄りにコロナホールが見えています。 27日前と比べると、広がりは大きくなっています。 2枚目の写真で、 今日と1周期前、2周期前のコロナホールを比べます 少しずつ広がっている様子が分かります。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風(1月18日前後)には、 コロナホールの影響は特にありませんでした。 広がりが増した今回はどうでしょうか。 3日後の14日以降の太陽風に注目して下さい。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2周期(54日)前、1周期(27日)前、今日の太陽コロナの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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