宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
昨日、M2.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/11 --- ---
2/10 17:30 C2.7
10:58 C8.3
08:00 M2.4
07:16 C1.9
03:22 C2.7
2/ 9 14:50 C3.7
10:31 C2.1

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
2277 1 α C3
2280 17 βγδ C8
2281 14 βγ C2
2282 10 βγ M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:27 376 +2.5
-2 h 393 -2.0
-4 h 384 +3.5
-6 h 399 -3.4
-8 h 378 +0.6
-10 h 369 -2.4
-12 h 381 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
2/11 0.3 8x10^2
2/10 0.3 1x10^3
2/ 9 0.3 1x10^3
2/ 8 0.4 6x10^2
2/ 7 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/ 6 13:31 400km/秒と平均的な速さの太陽風が続いています。
2015/ 2/ 7 13:23 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も穏やかです。
2015/ 2/ 8 13:22 太陽風は平均的な速度ですが、磁場がやや強まっています。
2015/ 2/ 9 12:21 太陽風は500km/秒台の高速風になりました。現在は下がりつつあります。
2015/ 2/10 12:32 太陽の東側でM2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2015/ 2/11 12:30 更新
M2フレアに伴ってCMEが噴出しています。その後の太陽は穏やかです。

担当 篠原

昨日のM2.4中規模フレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)が、
太陽の左上に向かって噴出しました。

その様子をSOHO衛星LASCO C2、C3の動画で紹介します。
ガスが丸くふくらんで、太陽から飛び出していく様子が
とてもきれいに写っています。

地球に対して斜め方向に噴き出しているので、
影響は小さいでしょう。
14日頃に太陽風の小さい乱れが見られるかもしれません。

太陽では、M2フレアのすぐ後に、
西の2280黒点群でC8.3と大きいCクラスフレアが起きましたが、
以降は、2280群でC2.9、2282群でC2.7のフレアが起きた程度で、
全体的に静かになっています。



太陽風は、速度380km/秒、磁場強度6nTと、
平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、
北に振れたり、南に振れたりしていて、
オーロラの活動度を表すAE指数の図では、
所々に小規模の活動が記録されています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナを見ると、
太陽の中央部の北半球寄りにコロナホールが見えています。
27日前と比べると、広がりは大きくなっています。

2枚目の写真で、
今日と1周期前、2周期前のコロナホールを比べます
少しずつ広がっている様子が分かります。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風(1月18日前後)には、
コロナホールの影響は特にありませんでした。
広がりが増した今回はどうでしょうか。
3日後の14日以降の太陽風に注目して下さい。



昨日のM2.4フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2周期(54日)前、1周期(27日)前、今日の太陽コロナの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。