宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/ 8 13:22 更新 太陽風は平均的な速度ですが、磁場がやや強まっています。 担当 篠原 太陽では、C1〜2の小さいフレアが、 2277黒点群、2280群と、東端の少し南寄りの場所で 6回ほど発生しています。 東端の北側には2282黒点群が姿を現しましたが、 南側のフレアが起きた場所にも黒点が現れるかもしれません。 また、SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中央部を東西(左右)に ダークフィラメントが長々と横たわっています。 動画でその様子を紹介します。 細かい変化を見ていると、いつ飛び出すのかと思ってしまいます。 太陽の中央部でフィラメントが噴出すると、 地球に向かってCMEが飛び出すことになります。 太陽風の乱れに繋がるので、しばらく注目して下さい。 太陽風の速度は、400〜420km/秒で安定しています。 一方、磁場強度は、7nTから10nTにやや強まっています。 磁場の南北成分は、 南寄りになったり、北寄りになったり、 時間とともに変化していますが、 強度が高まっているので、振れ幅も大きくなっていて、 -5nT程度の南向きも頻繁に起きています。 このため、磁気圏の活動度も高まりやすく、 AE指数のグラフでは、 400〜800nTの中規模の変化が発生しています。 この後も、磁場が南寄りに振れると、 オーロラの活動も強まることが期待できそうです。 太陽の中央部に長く伸びているダークフィラメント。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2月7日のAE指数速報値のグラフ。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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