宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2015/ 2/ 9 12:21 更新 太陽風は500km/秒台の高速風になりました。現在は下がりつつあります。 担当 篠原 昨日紹介した、太陽中央部のダークフィラメントは、 今日のSDO衛星AIA193の写真では、 ちょうど太陽の中心に見えています。 拡大写真の動画を掲載します。 右側に明るく見えているのは、2280黒点群の領域です。 フィラメントの黒い帯は、 見た目の大きさで、 太陽の直径の4分の1に届きそうな長大な構造です。 ゆらゆらと不規則に動いています。 太陽は、C2〜3のフレアが発生する様になり、 X線グラフの変化が少し目立っています。 西端の2277黒点群では、C2.6、C2.6、C3.1が発生し、 中央の2280群では、C1.7、C2.6、C1.7、C2.1が起きています。 東の2282群は、C1.8を起こしていて、 その後も小さい活動が続いています。 太陽風は、昨日の午後から速度がゆっくりと上がり、 8日19時(世界時8日10時)頃には、500km/秒に達しました。 その後、570km/秒に達して、今朝くらいまで500km/秒台が続き、 現在は470km/秒ほどに下がっています。 昨日の磁場強度の強まりは、 速度の高まりに繋がっていたようです。 現在の磁場強度は、5nTと平均的な強さに戻っています。 27日周期の図を見ると、 前周期の1月11日に速度の小さい山があります。 この変化がより目立つ変化になって、 少し遅れて帰ってきたのかもしれません。 磁気圏の活動も続いていて、 AE指数のグラフでは、500nT前後の変化が 何度も発生しています。 太陽風は、基本的には穏やかに推移するでしょう。 太陽の中央部に長く伸びるダークフィラメント。右側の明るい領域は2280黒点群。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |