宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 9 10:31 C2.1
2/ 8 19:41 C2.6
14:46 C2.6
14:07 C2.6
04:28 C2.3
02:43 C2.3
2/ 7 21:15 C1.9
19:42 C1.8

黒点  2/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2277 14 βγ C3
2280 28 βγδ C3
2281 10 βγ ---
2282 2 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 468 +1.6
-2 h 478 -0.7
-4 h 510 -2.4
-6 h 512 -0.5
-8 h 547 -1.0
-10 h 552 -2.4
-12 h 572 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
2/ 9 0.3 1x10^3
2/ 8 0.4 6x10^2
2/ 7 0.3 2x10^3
2/ 6 0.3 1x10^4
2/ 5 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 2/ 4 11:53 高速の太陽風が続いています。M1のフレアが発生しました。フェアバンクスのオーロラをどうぞ。
2015/ 2/ 5 13:20 高速の太陽風は終わり、速度は400km/秒近くに下がっています。
2015/ 2/ 6 13:31 400km/秒と平均的な速さの太陽風が続いています。
2015/ 2/ 7 13:23 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も穏やかです。
2015/ 2/ 8 13:22 太陽風は平均的な速度ですが、磁場がやや強まっています。
最新のニュース

2015/ 2/ 9 12:21 更新
太陽風は500km/秒台の高速風になりました。現在は下がりつつあります。

担当 篠原

昨日紹介した、太陽中央部のダークフィラメントは、
今日のSDO衛星AIA193の写真では、
ちょうど太陽の中心に見えています。

拡大写真の動画を掲載します。
右側に明るく見えているのは、2280黒点群の領域です。
フィラメントの黒い帯は、
見た目の大きさで、
太陽の直径の4分の1に届きそうな長大な構造です。
ゆらゆらと不規則に動いています。

太陽は、C2〜3のフレアが発生する様になり、
X線グラフの変化が少し目立っています。

西端の2277黒点群では、C2.6、C2.6、C3.1が発生し、
中央の2280群では、C1.7、C2.6、C1.7、C2.1が起きています。

東の2282群は、C1.8を起こしていて、
その後も小さい活動が続いています。


太陽風は、昨日の午後から速度がゆっくりと上がり、
8日19時(世界時8日10時)頃には、500km/秒に達しました。
その後、570km/秒に達して、今朝くらいまで500km/秒台が続き、
現在は470km/秒ほどに下がっています。

昨日の磁場強度の強まりは、
速度の高まりに繋がっていたようです。
現在の磁場強度は、5nTと平均的な強さに戻っています。

27日周期の図を見ると、
前周期の1月11日に速度の小さい山があります。
この変化がより目立つ変化になって、
少し遅れて帰ってきたのかもしれません。

磁気圏の活動も続いていて、
AE指数のグラフでは、500nT前後の変化が
何度も発生しています。

太陽風は、基本的には穏やかに推移するでしょう。




太陽の中央部に長く伸びるダークフィラメント。右側の明るい領域は2280黒点群。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。