宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 2/ 5 13:20 更新 高速の太陽風は終わり、速度は400km/秒近くに下がっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の夕方に500km/秒台を割り、 ゆっくりと下がって、現在は420km/秒と 平均的な速度に戻っています。 磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなった状態が続いています。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いていますが、 振れ幅は小さく、-2nT前後です。 速度が下がってきたこともあり、 磁気圏の活動は小さくなっています。 AE指数のグラフは、500nTに達する変化もありますが、 その前後は200〜300nTと小規模です。 コロナホールによる太陽風の高まりは終わりましたが、 27日周期の図を見ると、 前周期はこの後も400km/秒台の太陽風が続いています。 このため、太陽風は低速風にまで下がるのではなく、 現状程度で落ち着くのかもしれません。 太陽は、昨日の昼、4日11時(世界時4日2時)の M1.2中規模フレアの後は、 2277群でC2.2、2280群でC3.0が起きた程度で、 特に活動の強まりにはなっていません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 GOES15(青線)がちょうど10,000の線に達しています。 高速太陽風は終わったので、増加はこの辺りまででしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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