宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 1/27 12:46 更新 M1.1のフレアが発生しました。太陽風の磁場が強まり、オーロラの活動を高めました。 担当 篠原 一昨日から今日にかけて、SOHO衛星LASCO C3カメラで、 太陽に近づいていく小型の彗星の様子が撮影されています。 動画を掲載します。 写真の左下からゆっくりと、 途中から細い尾をひきながら太陽に近づいています。 昨夕から太陽の中央付近の2268黒点群の活動がやや高まり、 C1の小さいフレアを3回起こした後、 27日2時(世界時26日17時)に、M1.1の中規模フレアが発生しました。 GOES衛星のX線グラフでは、突然強まったようなフレアの発生で、 以降は、C1.2の小さいフレアが起きた程度です。 太陽の中央部では、 今日にかけて2273黒点群や、2275黒点群も出現していて、 にぎやかになっています。 太陽風は、昨日のニュースの後に、 再び磁場強度が強まりました。 26日17時(世界時26日8時)には、15nTを超えるくらいになり、 その後は、10nT程度で推移して、 今朝に入って7nTへ下がっています。 現在もやや強まった状態は続いています。 一方、太陽風の速度は、 350km/秒から380km/秒へ少し高まる変化はありますが、 低速の状態は続いています。 27日周期の図を見ると、 磁場強度の変化が1日ほど到来しただけで、 速度は穏やかなままです。 今のところ、前周期の高速風は消えてしまった様です。 太陽風磁場の強まりによって、 南向きへの変化も大きくなり、 磁気圏の活動は高まりました。 AE指数では、最大で1000nTに達する変化も記録されていて、 500nT前後の中規模の活動が何度も発生しています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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