宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 1/25 12:21 更新 太陽風はやや低速になっています。太陽は穏やかです。 担当 篠原 福岡県近郊限定になるかもしれませんが、お勧め情報です。 福岡県宗像市の宗像ユリックスプラネタリウムでは、 1月から3月まで「オーロラ」に関するプログラムを投影しています。 これにあわせて、「オーロラ3D展示」が行われています。 (下の写真をどうぞ。実演はプラネタリウムの小野田さんです)。 国立極地研究所の片岡准教授により アラスカ・フェアバンクスの8km離れた2点で撮影された全天動画を、 立体視ソフトとヘッドマウントディスプレイを組み合わせて、 本当の空を見上げているかの様に観望する装置です。 頭を上に向けてあっちこっちに動かすと、 それにあわせて視野のオーロラが動くので、 見える方角や高度の変化をリアルに体験できます。 しかも、8kmの距離の威力で、 星空よりも手前の空中に浮かんでオーロラが見えるのです。 現在は、となりの部屋の「市民ギャラリー」で行われている 松澤一寛氏による「写真展 イエローナイフのオーロラ」 の会場に設置されています(素晴らしいオーロラの写真がたくさんあります)。 写真展終了後は、プラネタリウムに3月末まで展示するそうです。 とても動きがなめらかで、すっかり興奮して眺めてきました。 本物のオーロラ観望に少し近づけたかもしれません。 もし、お近くでしたらぜひご覧下さい。 太陽風は、速度が370km/秒に下がり、やや低速になっています。 磁場強度は5nTで安定しています。 27日周期の図では、 前周期は既に磁場強度が高まり、速度も上昇を始める頃ですが、 現在はまだ穏やかです。 今後の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、やや南寄りに振れています。 このため、磁気圏では小規模の活動が続き、 AE指数は300nTの変化が長い時間続いています。 太陽は、2268黒点群で、 C2.0、C1.2の小規模フレアが発生した程度で、 穏やかです。 福岡県の宗像ユリックスプラネタリウムで展示されている「オーロラ3D」装置。3月末まで。 (c) 宇宙天気ニュース 見上げると、その位置のオーロラが動画で立体的に見えます。とてもきれいでした。 (c) 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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