宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2015/ 1/21 11:29 更新 太陽風磁場が強まりましたが、北向きに振れたので、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 今朝、21日9時(世界時21日0時)頃に、 太陽風の磁場強度が15nTに強まる変化が発生しました。 2時間ほど経った現在は、10nTを少し割る程度に下がっています。 27日周期の図を参照すると、 太陽風磁場のセクターの切り替わりに伴う変動の様です。 太陽風磁場の大まかな方向は、A (太陽から地球方向) から、 T (地球から太陽方向) へ切り替わっています。 太陽風の速度は、280km/秒から300km/秒へ少し上がった程度で、 変化は小さく、とても遅い状態が続いています。 磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった時には、北を向いていたので、 磁気圏への影響は小さかったと思われます。 AE指数のグラフの後半は、今のところは全く変化していません。 磁場はこのまま北を向き続けるのか、 今後、南向きに切り替わるのか、 磁場が強まっている間は、磁気圏への影響もより大きくなります。 太陽は、東端の向こう側の領域で C2.9の小規模フレアが発生しています。 この後、どのような領域が姿を現すか注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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