宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 1/ 8 12:42 更新 太陽風磁場の強まりが到来し、中規模の磁気嵐が発生しました。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、 昨日、7日14時(世界時7日5時)頃から、 太陽風の乱れが到来して、 磁場強度が20nTへ大きく強まる変化が発生しました。 磁場強度の最大値は、 夕方、7日18時(世界時7日9時)頃に記録されています。 磁場強度の高まりは、 今朝、8日5時(世界時7日20時)頃まで続き、 以降は、10nT程度と、平均よりは強まっている状態ですが、 一段下がっています。 この間、太陽風の速度やプラズマの密度には大きな変化はなく、 磁場の強まりだけが太陽から流れてきた様です。 磁気圏への影響を決める磁場の南北成分は、 変化の始まりでは北向きに強まりましたが、 直後に南向きに反転し、 -10nTから、最大-20nTに達する強い南向きになりました。 変化は4時間ほど続き、 この期間に激しい磁気圏の活動をもたらしています。 AE指数のグラフは、 1500nTに達する激しい変動が3時間にわたって起きています。 極域では激しいオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。 また、京都大学WDCのDst指数(速報値)は、 最大で -105nTの変化(Dstはマイナス方向に強まります)が発生していて、 中規模の磁気嵐になっています。 Dst指数が -100nTに達するのは、2014年2月19日以来で、 およそ1年ぶりの大きな活動になりました。 現在の太陽風は、速度は470km/秒とやや高速で、 磁場強度は10nTと少し強まった状態です。 変化の様子から、 太陽風の大きな乱れは一段落したのではないでしょうか。 太陽の東端の南半球側から、新しい黒点群が姿を現しています。 昨日、一昨日と、フレア活動が目立っていた領域です。 昨日以降も、C1〜2の小さいフレアを5回ほど起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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