宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:42)
昨日、C4.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 8 --- ---
1/ 7 23:55 C2.1
20:37 C4.3
14:58 C1.8
06:58 C1.9
1/ 6 20:40 C9.7
18:33 C2.2
14:16 C6.0
08:00 C4.5
06:52 C4.1
02:30 C7.4

黒点  1/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2251 1 α C4
2252 1 α ---
2253 24 βγ C7
2255 6 β ---
2257 13 β C1
2258 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 467 -0.9
-2 h 489 -0.5
-4 h 465 +0.7
-6 h 469 -3.4
-8 h 449 +13.2
-10 h 441 +14.5
-12 h 422 +8.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -52 -/ -
-2 h -57 -/ -
-4 h -58 -/ -
-6 h -49 -/ -
-8 h -57 -/ -
-10 h -67 -/ -
-12 h -78 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
1/ 8 0.3 6x10^1
1/ 7 0.3 2x10^3
1/ 6 0.3 6x10^2
1/ 5 0.3 2x10^2
1/ 4 0.5 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 1/ 3 10:58 太陽風の磁場が強まって、オーロラの活動も高まっています。
2015/ 1/ 4 13:20 太陽風は平均的な状態に戻っています。M1の中規模フレアが発生しました。
2015/ 1/ 5 12:02 高速太陽風が到来し、速度は500km/秒に上がっています。12月の黒点数は78.0でした。
2015/ 1/ 6 11:48 太陽風の速度は少し下がっています。Cクラスのフレアが続いています。
2015/ 1/ 7 11:19 太陽風の速度は再び500km/秒に高まりましたが、高速状態はそろそろ終わりそうです。
最新のニュース

2015/ 1/ 8 12:42 更新
太陽風磁場の強まりが到来し、中規模の磁気嵐が発生しました。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、
昨日、7日14時(世界時7日5時)頃から、
太陽風の乱れが到来して、
磁場強度が20nTへ大きく強まる変化が発生しました。
磁場強度の最大値は、
夕方、7日18時(世界時7日9時)頃に記録されています。

磁場強度の高まりは、
今朝、8日5時(世界時7日20時)頃まで続き、
以降は、10nT程度と、平均よりは強まっている状態ですが、
一段下がっています。

この間、太陽風の速度やプラズマの密度には大きな変化はなく、
磁場の強まりだけが太陽から流れてきた様です。

磁気圏への影響を決める磁場の南北成分は、
変化の始まりでは北向きに強まりましたが、
直後に南向きに反転し、
-10nTから、最大-20nTに達する強い南向きになりました。
変化は4時間ほど続き、
この期間に激しい磁気圏の活動をもたらしています。

AE指数のグラフは、
1500nTに達する激しい変動が3時間にわたって起きています。
極域では激しいオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。

また、京都大学WDCのDst指数(速報値)は、
最大で -105nTの変化(Dstはマイナス方向に強まります)が発生していて、
中規模の磁気嵐になっています。

Dst指数が -100nTに達するのは、2014年2月19日以来で、
およそ1年ぶりの大きな活動になりました。

現在の太陽風は、速度は470km/秒とやや高速で、
磁場強度は10nTと少し強まった状態です。
変化の様子から、
太陽風の大きな乱れは一段落したのではないでしょうか。


太陽の東端の南半球側から、新しい黒点群が姿を現しています。
昨日、一昨日と、フレア活動が目立っていた領域です。
昨日以降も、C1〜2の小さいフレアを5回ほど起こしています。
今後の活動に注目して下さい。



Dst指数(速報値)は、 -105nTまで下がっています。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。