宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:58)
昨日、C1.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 3 --- ---
1/ 2 03:45 C1.8
1/ 1 16:19 C2.1
13:56 C2.1

黒点  1/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2246 1 α ---
2248 1 α C1
2251 5 β ---
2252 1 α ---
2253 22 βγδ C2
2254 1 α ---
2255 1 α ---
2256 1 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:47 419 +5.6
-2 h 376 -5.6
-4 h 381 -3.3
-6 h 380 -6.4
-8 h 400 -6.5
-10 h 423 +2.8
-12 h 416 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -33 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
1/ 3 0.5 9x10^2
1/ 2 0.5 2x10^3
1/ 1 0.5 4x10^3
12/31 0.6 2x10^3
12/30 0.6 7x10^2

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/29 10:44 太陽風がやや強まり、オーロラの活動も発生しています。
2014/12/30 10:23 太陽風は700km/秒近い高速風になっています。磁気圏の活動も活発です。
2014/12/31 11:32 太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風が続いています。
2015/ 1/ 1 13:02 500km/秒台の高速太陽風が続いています。ムルマンスクの素敵なオーロラ写真をどうぞ。
2015/ 1/ 2 12:10 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2015/ 1/ 3 10:58 更新
太陽風の磁場が強まって、オーロラの活動も高まっています。

担当 篠原

太陽風が変化を見せ始めています。
昨夜より、磁場強度(ACEの図の白線)が少し高まり、
今日に入った頃から10nTに強まっています。

太陽風の速度(黄色線)は、昨日の430km/秒から、
今朝にかけて380km/秒まで下がりましたが、
3日10時(世界時3日1時)に430km/秒へ急に上がっています。

コロナホールによる高速太陽風の到来が
近づいていると考えられることもあり、
引き続き太陽風の変化に注目して下さい。

太陽風磁場の南北成分(赤線)は、
グラフの中ほどから南向きに強まるようになり、
-5nTを超える時間帯も続いています。
この影響で磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数は、500〜800nTの中規模の変化が続いています。

この後半の山にあたる、
世界時2日20〜21時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
月が満月に近く、かなり空は明るくなっていますが、
その中をオーロラが活発に変化しています。
周囲の雪景色も、まぶしいほどですがとてもきれいです。

ACEのデータでは、
グラフの最後で磁場は北向きに切り替わっています。
このまま北に振れたまま(プラスのまま)だと、
オーロラの活動は静かになりそうです。
再び南に切り替わる(マイナスに変わる)と、
磁場が強まっていることもあり、
活発なオーロラの活動につながりそうです。

高速風の変化とともに、磁場の振れ方にも注目して下さい。


太陽は、2253黒点群が大きく目立っていますが、
フレアの活動はあまり活発ではなく、
C1.0とC1.7の小さいフレアを起こした程度です。



ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、世界時2日20〜21時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。