宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
昨日、C1.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 1 --- ---
12/31 15:41 C1.7
02:59 C1.9
12/30 15:18 C2.6

黒点  1/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2246 1 α ---
2248 2 α ---
2251 11 β C3
2252 2 β ---
2253 14 βγ C2
2254 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 552 -0.6
-2 h 576 -0.5
-4 h 534 +1.5
-6 h 509 +1.5
-8 h 508 +0.3
-10 h 518 +0.2
-12 h 484 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -14 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
1/ 1 0.5 4x10^3
12/31 0.6 2x10^3
12/30 0.6 7x10^2
12/29 1.0 7x10^2
12/28 0.5 5x10^2

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/27 09:17 太陽風はやや強まった状態が続いています。太陽は小規模フレアが増えています。
2014/12/28 11:35 太陽風は平均的な速度に戻っています。M2の中規模フレアが起きました。
2014/12/29 10:44 太陽風がやや強まり、オーロラの活動も発生しています。
2014/12/30 10:23 太陽風は700km/秒近い高速風になっています。磁気圏の活動も活発です。
2014/12/31 11:32 太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風が続いています。
最新のニュース

2015/ 1/ 1 13:02 更新
500km/秒台の高速太陽風が続いています。ムルマンスクの素敵なオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

新しい年が始まりました。
明けましておめでとうございます。
2015年も宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。


新年を祝って、ロシア・ムルマンスクの福島さんより、
とても素敵なオーロラの写真をいただきました。

1枚目は、ヴァレンチン・ジガーノフ氏による撮影です。
写っているのは、ロシアならではの
ジェドマローズ(欧米のサンタクロースに相当)と、
その孫娘で助手のスネグーロチカ(雪娘と訳される様です)です。
ロシアではクリスマスに相当するロズジェストヴォは
1月7日に行われるそうで、
本番を迎えるお二人を、オーロラと一緒に撮影したそうです。

もちろん合成写真ではなく、実写だそうで、
明るいオーロラの出現タイミングとその位置、
二人の写り具合など、なんとも素敵な雰囲気の写真です。
福島さんによると、年末のムルマンスクは、
-20℃、-30℃という寒さに見舞われたそうで、
この撮影もさぞ厳しい条件の中で行われたのだろうと思います。
新年らしい見事な写真をありがとうございます。

2枚目は、リュボーフ・トリフォノワ氏による撮影で、
厚い雪に包まれたもみの木の群れの上に輝く、
月とオーロラです。
月の下を横切るオーロラの姿が特徴的で、本当に見事です。
トリフォノワ氏は、この写真を
「小さい柵(Заборка)」と名付けたそうです。

どちらも撮影は12月29日とのことです。
とても美しいお年玉をありがとうございます。



太陽風は、昨夜にかけて500km/秒まで下がりましたが、
今朝になって少し上がり、現在は550〜570km/秒です。
高速の太陽風が続いています。

磁場強度は、途中に強弱の変化もありますが、
全体としては5nT前後の状態が続いています。

磁場の南北成分は北寄りになっている時間帯が長く、
途中で南向きに振れたタイミングで
オーロラの活動が発生しています。
AE指数は、500nTから800nT程度の中規模の変化が
グラフの中央で発生しています。
日本時間で、ちょうど新年を迎えた頃です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールの広い領域は
これから太陽の中心線に達しようとしています。
太陽風の強まりはまだしばらく続きそうです。


太陽では、中央の2251黒点群と東側の2253群で、
C1の小さいフレアが6回発生しています。

2253群は黒点が大きくなっています。
今後の変化に注目して下さい。



オーロラとジェドマローズ&スネグーロチカ。12月29日にロシア、ムルマンスクのアパチット市で撮影。
(c) 福島留美氏、ヴァレンチン・ジガーノフ氏


12月29日にロシア、ムルマンスクのコラ半島北端のテリベルカ村で撮影。
(c) 福島留美氏、リュボーフ・トリフォノワ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。