宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2015/ 1/ 2 12:10 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜のうちに450km/秒ほどに下がり、 現在は430km/秒程度まで下がっています。 高速の太陽風は一旦終わって、平均的な速さに戻っています。 磁場強度の変化も穏やかで、 現在は4nT前後で小さく変化していて、 こちらも平均的な状態です。 27日周期の図を見ると、 前周期は、ちょうど27日前にあたる12月6日から 700km/秒に達する高い速度の太陽風が来ています。 今のところ、太陽風は磁場の変化も穏やかで、 速度が高まる気配はまだ見えていません。 参考データとして、コロナホールの位置を27日前と比較します。 1枚目の図は、SOHO衛星AIA193の写真を 今日(左:1月2日)と、27日前(右:12月6日)とを比較したものです。 すると、南半球のコロナホールの低緯度側への広がりは、 27日前は既に太陽の中央線を越えて、西側に進んでいたのに対し、 今日は、ちょうど中央線に達したところです。 この様子から考えると、高速風の到来は、 前周期よりも2〜3日程度遅くなるかもしれません。 速度の上昇に先立って見られる磁場の強まりなど、 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 磁気圏の活動は、比較的穏やかになっています。 AE指数は、後半に400nTの小規模の変化がある程度です。 太陽風磁場の南北成分は、 北に向いたり、南に向いたりしています。 今後、磁場の強まりが始まった時に、南向きに大きく振れると、 磁気圏の活動も高まるでしょう。 太陽は、2253黒点群で、 C1〜2の小規模フレアが3回起きています。 2253群は、黒点としてはだいぶ大きくなっていますが、 フレアの活動は特に高まっていません。 (c) SDO (NASA)、作図 : 宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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