宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:23)
昨日、C3.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 --- ---
12/29 19:45 C2.6
02:51 C3.3
12/28 22:32 C2.3
18:53 C1.7

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
2246 1 α ---
2247 2 β ---
2248 14 β C3
2249 6 βγ ---
2250 5 β C3
2251 14 β C1
2252 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 667 +0.5
-2 h 652 -0.2
-4 h 629 +2.0
-6 h 590 +2.0
-8 h 540 +5.8
-10 h 529 +1.6
-12 h 528 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -16 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
12/30 0.5 4x10^2
12/29 1.0 7x10^2
12/28 0.5 5x10^2
12/27 0.5 8x10^2
12/26 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/25 13:28 太陽風の速度は下がり、乱れは終わりつつあります。
2014/12/26 13:36 太陽風の磁場がやや強まっています。磁気圏の活動も続いています。
2014/12/27 09:17 太陽風はやや強まった状態が続いています。太陽は小規模フレアが増えています。
2014/12/28 11:35 太陽風は平均的な速度に戻っています。M2の中規模フレアが起きました。
2014/12/29 10:44 太陽風がやや強まり、オーロラの活動も発生しています。
最新のニュース

2014/12/30 10:23 更新
太陽風は700km/秒近い高速風になっています。磁気圏の活動も活発です。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に上昇を続けました。
今朝、30日5時(世界時29日20時)に600km/秒を超え、
現在は700km/秒近くまで高まっていて、
かなり高速の風になっています。

太陽風の磁場強度は、
10nT前後に強まった状態が続いています。
速度が大きく高まった現在は、
5nT近くに下がりかけているので、
速度の高まりはこの辺りで一段落かもしれません。

27日前のこの頃も、
太陽風の速度や磁場強度は、
ある程度高まる状態が続いていました。
今後、一週間程度は様々な変化が起きそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
0nTをはさんで南北に変化しています。
南側に振れた時に、-10nT近い大きな変化も発生していて、
磁気圏の活動は活発になっています。

AE指数のグラフは、後半から変化が大きくなり、
500nT程度の中規模の変化から、
最大で1200nTに達する大きな変化まで発生しています。
極域ではオーロラの活動が
にぎやかに発生しているのではないでしょうか。


太陽は、2248黒点群でC1の小さいフレアが2回、
2250黒点群でC2.6の小規模フレアが発生した程度で、
フレアの発生は穏やかです。

2251黒点群は更に黒点が増えていますが、
今のところ、フレアの発生は特にありません。

また、太陽の中央部の北側で、
30日1時(世界時29日16時)頃に、
小規模のフィラメント噴出が発生しました。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。

弱いCME(太陽ガスの放出現象)が発生しているかもしれませんが、
SOHO衛星の写真ではまだ分かりませんでした。




太陽の中央部北側でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。