宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/12/30 10:23 更新 太陽風は700km/秒近い高速風になっています。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風の速度は更に上昇を続けました。 今朝、30日5時(世界時29日20時)に600km/秒を超え、 現在は700km/秒近くまで高まっていて、 かなり高速の風になっています。 太陽風の磁場強度は、 10nT前後に強まった状態が続いています。 速度が大きく高まった現在は、 5nT近くに下がりかけているので、 速度の高まりはこの辺りで一段落かもしれません。 27日前のこの頃も、 太陽風の速度や磁場強度は、 ある程度高まる状態が続いていました。 今後、一週間程度は様々な変化が起きそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTをはさんで南北に変化しています。 南側に振れた時に、-10nT近い大きな変化も発生していて、 磁気圏の活動は活発になっています。 AE指数のグラフは、後半から変化が大きくなり、 500nT程度の中規模の変化から、 最大で1200nTに達する大きな変化まで発生しています。 極域ではオーロラの活動が にぎやかに発生しているのではないでしょうか。 太陽は、2248黒点群でC1の小さいフレアが2回、 2250黒点群でC2.6の小規模フレアが発生した程度で、 フレアの発生は穏やかです。 2251黒点群は更に黒点が増えていますが、 今のところ、フレアの発生は特にありません。 また、太陽の中央部の北側で、 30日1時(世界時29日16時)頃に、 小規模のフィラメント噴出が発生しました。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 弱いCME(太陽ガスの放出現象)が発生しているかもしれませんが、 SOHO衛星の写真ではまだ分かりませんでした。 太陽の中央部北側でフィラメント噴出が発生しました。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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