宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:44)
今日、C3.3の小規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 02:51 C3.3
12/28 22:32 C2.3
18:53 C1.7
12/27 14:48 C2.0
11:01 M2.2
06:19 C2.3
03:24 C3.9
02:46 C6.5
00:04 C3.7

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
2246 1 α ---
2247 3 α ---
2248 9 β C3
2249 13 βγ M2
2250 4 β ---
2251 7 β C1
2252 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:37 459 +1.6
-2 h 443 +1.2
-4 h 397 +0.7
-6 h 396 +1.7
-8 h 380 -0.9
-10 h 382 -2.5
-12 h 387 +6.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -6 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^2
12/29 1.0 7x10^2
12/28 0.5 5x10^2
12/27 0.5 8x10^2
12/26 0.6 1x10^3
12/25 0.6 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/24 12:39 新しい太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が高まりました。現在も高速風が続いています。
2014/12/25 13:28 太陽風の速度は下がり、乱れは終わりつつあります。
2014/12/26 13:36 太陽風の磁場がやや強まっています。磁気圏の活動も続いています。
2014/12/27 09:17 太陽風はやや強まった状態が続いています。太陽は小規模フレアが増えています。
2014/12/28 11:35 太陽風は平均的な速度に戻っています。M2の中規模フレアが起きました。
最新のニュース

2014/12/29 10:44 更新
太陽風がやや強まり、オーロラの活動も発生しています。

担当 篠原

太陽風が、再び少し強まっています。
磁場強度(ACEの図の白線)は、8nTから12nTへ上がり、
400km/秒を割っていた速度(黄色線)は、
460km/秒に上がって、やや高速の風になっています。

27日周期の図の前周期と同様に、
太陽の南半球のコロナホールの影響が
ある程度及び続けている様です。

磁場の南北成分(赤線)は、
0nTから北寄り(プラス側)の変化をしていますが、
一時的に南向き(マイナス側)に振れる変化も発生しています。
磁場強度が高まっているため、
南向きに振れた時に、-10nT近い強い変化も発生しています。

この影響で、
AE指数にも900nTに達する大きい変化が発生しています。
この時のオーロラを、
ノルウェー・トロムソの全天カメラが捉えていました。
動画を掲載します。

月がだんだん大きくなってきて、空が明るくなり、
雲も目立っていますが、
それらに負けず、明るくオーロラが躍動しています。
このまま来年の初めにかけて、
にぎやかな活動が毎日の様に見られるかもしれません。


太陽では、中央部の2248黒点群の活動がやや高まって、
C1.7、C2.3、C3.3と小さい規模のものばかりですが、
Cクラスフレアが続きました。

また、東側の2251黒点群の黒点が増えていて、
この後活動が高まるかもしれません。



ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、世界時28日19〜20時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。