宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/12/24 12:39 更新 新しい太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が高まりました。現在も高速風が続いています。 担当 篠原 昨夜、23日19時半(世界時23日10時半)に、 次の太陽風の乱れがACE衛星により観測されました。 太陽風の速度は、350km/秒から500km/秒に上昇し、 磁場強度は、10nTから30nTへ大きく強まりました。 昨日のニュースの最後に紹介した、 21日21時(世界時21日12時)のM1.0のフレアに伴って発生した CMEによる乱れではないかと思います。 太陽風磁場の南北成分は、初めは北向きに強まり、 +30nTにまで達しました。 振れ幅は大きかったのですが、 北を向いたために地球の磁気圏への影響は小さく、 AE指数に大きな変化は発生しませんでした。 その後、磁場強度は6時間ほどかけて15nTへ下がり、 24日3時(世界時23日18時)からは、 南北成分が南向きに切り替わりました。 その後、磁場の南向きは -15nT近くまで強まり、 これとともに磁気圏の活動も高まりました。 AE指数は、900nTに達する大きな変動をしています。 この頃のオーロラの様子を、 ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。 昨日の動画よりもオーロラが一段と華やかで、 現地は素晴らしい夜を過ごすことができたでしょう。 現在の太陽風は、 磁場強度は5nTと平均的な強さに下がっています。 一方、速度はもう一段上がって、550km/秒と高速の状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近からやや北寄りに振れています。 磁気圏の活動は一段落となりそうです。 太陽では、2242黒点群が西の端に没しかけ、 2241群もそれに続いています。 フレアの活動は、 2242群では、C4.9を最大に5つのCクラスの小規模フレアが、 2241群では、C3.7を最大に3つのCクラスフレアがそれぞれ発生しています。 これらの黒点群が見えなくなると、 太陽の活動は一旦落ち着きそうです。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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