宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、C4.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/24 11:30 C3.7
07:28 C4.9
12/23 07:10 C5.7
12/22 19:57 C7.0
13:26 C8.7
10:31 M1.0
04:37 C4.4
02:24 C5.1
01:36 C5.2
00:45 C3.1

黒点 12/24 (NOAA)
磁場 フレア
2236 1 α ---
2241 9 βγ C6
2242 5 βγ M1
2244 20 βγ C1
2245 9 β ---
2246 1 α ---
2247 2 α ---
2248 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:27 556 +5.9
-2 h 547 -0.6
-4 h 481 -0.5
-6 h 441 -2.0
-8 h 429 -7.7
-10 h 437 +10.0
-12 h 424 +11.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -54 -/ -
-2 h -62 -/ -
-4 h -57 -/ -
-6 h -54 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 7x10^0
12/24 0.8 2x10^1
12/23 14.2 6x10^1
12/22 3.2 2x10^3
12/21 1.0 1x10^3
12/20 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/19 12:49 M6.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/12/20 13:41 X1.8の大規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
2014/12/21 12:38 太陽風は低速ですが、小さい乱れが到来した様です。
2014/12/22 11:57 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
2014/12/23 10:26 次のCMEの擾乱が来ましたが、磁場は北向きに振れて磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2014/12/24 12:39 更新
新しい太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が高まりました。現在も高速風が続いています。

担当 篠原

昨夜、23日19時半(世界時23日10時半)に、
次の太陽風の乱れがACE衛星により観測されました。
太陽風の速度は、350km/秒から500km/秒に上昇し、
磁場強度は、10nTから30nTへ大きく強まりました。

昨日のニュースの最後に紹介した、
21日21時(世界時21日12時)のM1.0のフレアに伴って発生した
CMEによる乱れではないかと思います。

太陽風磁場の南北成分は、初めは北向きに強まり、
+30nTにまで達しました。
振れ幅は大きかったのですが、
北を向いたために地球の磁気圏への影響は小さく、
AE指数に大きな変化は発生しませんでした。

その後、磁場強度は6時間ほどかけて15nTへ下がり、
24日3時(世界時23日18時)からは、
南北成分が南向きに切り替わりました。

その後、磁場の南向きは -15nT近くまで強まり、
これとともに磁気圏の活動も高まりました。
AE指数は、900nTに達する大きな変動をしています。

この頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
昨日の動画よりもオーロラが一段と華やかで、
現地は素晴らしい夜を過ごすことができたでしょう。

現在の太陽風は、
磁場強度は5nTと平均的な強さに下がっています。
一方、速度はもう一段上がって、550km/秒と高速の状態です。

磁場の南北成分は、0nT付近からやや北寄りに振れています。
磁気圏の活動は一段落となりそうです。


太陽では、2242黒点群が西の端に没しかけ、
2241群もそれに続いています。

フレアの活動は、
2242群では、C4.9を最大に5つのCクラスの小規模フレアが、
2241群では、C3.7を最大に3つのCクラスフレアがそれぞれ発生しています。

これらの黒点群が見えなくなると、
太陽の活動は一旦落ち着きそうです。



ノルウェー・トロムソの全天カメラによる、世界時23日20〜22時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。