宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:57)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、X1.8の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/22 10:31 M1.0
04:37 C4.4
02:24 C5.1
01:36 C5.2
00:45 C3.1
12/21 20:07 C9.6
16:18 M1.2
13:43 C5.4
11:09 C6.7
09:24 C4.2
06:40 C2.9
05:29 C5.6
03:30 C3.5
00:02 C2.9
12/20 20:35 C2.3
09:11 X1.8
07:26 C3.2
01:23 C5.3

黒点 12/22 (NOAA)
磁場 フレア
2235 1 α ---
2236 2 α ---
2239 2 β ---
2240 1 α ---
2241 19 βγδ M1
2242 26 βγδ X2
2244 11 β C5
2245 6 β ---
2246 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 395 -9.1
-2 h 409 -8.6
-4 h 423 -3.5
-6 h 421 -2.9
-8 h 393 -6.9
-10 h 356 -6.0
-12 h 357 -6.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -61 -/ -
-2 h -44 -/ -
-4 h -45 -/ -
-6 h -45 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.4 4x10^1
12/22 3.2 2x10^3
12/21 1.0 1x10^3
12/20 0.4 1x10^3
12/19 0.5 1x10^3
12/18 0.6 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/17 11:01 2242黒点群の活動が続いています。今朝、M1.5のフレアが発生しました。
2014/12/18 13:36 2242黒点群でM8.7の中規模フレアが発生し、太陽風の乱れが到来しそうです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2014/12/19 12:49 M6.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/12/20 13:41 X1.8の大規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
2014/12/21 12:38 太陽風は低速ですが、小さい乱れが到来した様です。
最新のニュース

2014/12/22 11:57 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、
22日3時半(世界時21日18時半)に太陽風の乱れが到来し、
速度が350km/秒から430km/秒へ、
磁場強度が10nTから17nTへ、
それぞれ急に高まる変化が観測されています。

磁場の南北成分は、
その前の時間帯からずっと-5nT前後の南向きが続いていましたが、
磁場の強まりによって振れ幅が大きくなり、
-10nTや、-15nTに達する強い南向きも発生しています。

この影響で、磁気圏の活動もより高まっています。
AE指数は、変動の到来後に最大1200nTに達する
大きな変化を記録しています。

最大の変化の後の世界時22日1時頃のオーロラの様子を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
AE指数は500nTと中規模の変化ですが、
活動が強まっている時に目立つ赤色のオーロラが
きれいに写っています。
ちょうど新月と空の条件も良く、
極域ではオーロラを楽しんでいるでしょう。
(今日はおまけに冬至も重なっています)


太陽では、2242黒点群のフレアの活動が続き、
C6.7、M1.2、C3.1、C5.2、C5.1、M1.0と、
MクラスやCクラスのフレアが続いています。

黒点群は西の端に近づいていて、
大きいフレアが発生しても、
地球への影響は及びにくくなっています。

また、となりの2241群でも
M1.0の中規模フレアが起きていますが、
目立った活動はこれくらいで、
それほど活発ではありません。



ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、世界時22日1時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。