宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
今日、M6.9の中規模フレアが発生しました。
また、M8.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/19 11:07 C4.2
06:40 M6.9
04:34 C7.9
01:43 C7.3
01:15 C6.8
00:40 C5.3
12/18 21:41 C7.2
21:07 C2.8
17:52 C5.6
16:26 C3.2
11:31 C5.6
07:43 C3.2
06:01 C7.1
04:26 C8.6
03:53 M1.4
02:47 C2.5
00:38 C6.7
12/17 23:56 C9.8
17:57 C3.5
13:20 M8.7
10:39 M1.1
09:37 M1.5
03:57 C4.7
02:00 C2.9

黒点 12/19 (NOAA)
磁場 フレア
2235 4 β ---
2236 1 α ---
2237 2 α ---
2239 3 β ---
2240 2 β ---
2241 36 βγδ M7
2242 50 βγδ M9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 381 -2.0
-2 h 376 +1.2
-4 h 373 -2.8
-6 h 368 +1.6
-8 h 372 -2.3
-10 h 371 +2.0
-12 h 365 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
12/19 0.5 1x10^3
12/18 0.6 1x10^3
12/17 0.4 1x10^3
12/16 0.4 1x10^3
12/15 0.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/14 14:12 太陽の東端でフレアが活発に発生しています。太陽風の速度は450km/秒に下がっています。
2014/12/15 12:31 M1.6の中規模フレアが発生するなど、2242黒点群でフレアが増えています。
2014/12/16 12:20 2242黒点群は広がっていますが、フレアは減っています。太陽風はやや高速です。
2014/12/17 11:01 2242黒点群の活動が続いています。今朝、M1.5のフレアが発生しました。
2014/12/18 13:36 2242黒点群でM8.7の中規模フレアが発生し、太陽風の乱れが到来しそうです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2014/12/19 12:49 更新
M6.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。

担当 篠原

太陽中央部の2241黒点群で、
今朝、19日6時半(世界時18日21時半)に、
M6.9の中規模フレアが発生しました。

右下の2242黒点群の活動とともに、
SDO衛星AIA131による動画をご覧下さい。

SOHO衛星LASCO C3の写真が揃っていないのですが、
この中規模フレアに伴って、CMEも噴出した様です。
太陽を包む様に広がる、ハロー型のCMEが撮影されています。

明後日、21日くらいから22日にかけて、
太陽風の乱れが到来する可能性があります。

昨日お知らせした2242群のフレアによるCMEとともに、
しばらく太陽風の乱れが続くかもしれません。

GOES衛星のX線グラフは、
たくさんのCクラスフレアでにぎやかです。
引き続きフレアの発生に注意して下さい。


太陽風は、360〜380km/秒とやや低速の状態が続いています。
磁場強度も、7nTと少し高めですが安定しています。

磁気圏も比較的穏やかで、
AE指数は、200〜300nTの小さい変化が
時々発生している程度です。

27日周期の図の前周期の様子からは、
太陽風はこのまま穏やかな状態が続きそうですが、
昨日のCMEによる乱れが、
今夜から明日にかけて地球にやって来そうです。

乱れがやって来て、
磁場が強まリ、大きく南向きに振れると、
オーロラの活動は激しくなります。
ライブカメラとともに、太陽風のデータにも注目してください。



2241黒点群(左)で発生したM6.9の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M6.9の中規模フレアに伴って発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。