宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:26)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/23 07:10 C5.7
12/22 19:57 C7.0
13:26 C8.7
10:31 M1.0
04:37 C4.4
02:24 C5.1
01:36 C5.2
00:45 C3.1
12/21 20:07 C9.6
16:18 M1.2
13:43 C5.4
11:09 C6.7
09:24 C4.2
06:40 C2.9
05:29 C5.6
03:30 C3.5
00:02 C2.9

黒点 12/23 (NOAA)
磁場 フレア
2236 1 α ---
2240 1 α ---
2241 16 βγ M1
2242 12 βγ M1
2244 7 βγ C5
2245 5 β ---
2246 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 354 +11.3
-2 h 385 +11.4
-4 h 422 +15.8
-6 h 441 +20.9
-8 h 455 +21.1
-10 h 438 +12.4
-12 h 374 +6.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -29 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -38 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -50 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.8 5x10^0
12/23 2.1 1x10^1
12/22 3.2 2x10^3
12/21 1.0 1x10^3
12/20 0.4 1x10^3
12/19 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/18 13:36 2242黒点群でM8.7の中規模フレアが発生し、太陽風の乱れが到来しそうです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2014/12/19 12:49 M6.9の中規模フレアが発生しました。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2014/12/20 13:41 X1.8の大規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。ノルウェーのオーロラをどうぞ。
2014/12/21 12:38 太陽風は低速ですが、小さい乱れが到来した様です。
2014/12/22 11:57 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まっています。
最新のニュース

2014/12/23 10:26 更新
次のCMEの擾乱が来ましたが、磁場は北向きに振れて磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

昨日の太陽風磁場の強い南向きは、
22日13時(世界時22日4時)まで続きました。
その影響で、AE指数は22日15時(世界時22日6時)頃まで
700〜1000nTに高まった状態が続きました。

昨日の動画の続きの時間帯になりますが、
世界時22日5〜6時のノルウェー・トロムソのオーロラを
全天カメラの動画で掲載します。
赤い色のオーロラが、
頭の真上で本当に美しく変動しています。
いつまでも見ていたくなる映像です。


太陽風磁場の南北成分は、
その後は0nT付近で変化するようになり、
磁気圏の活動も弱まります。

そして、22日23時半(世界時22日14時半)に、
また新しい太陽風の乱れが到来しました。
20日に発生したX1.8のフレアによる擾乱だと思われます。

太陽風の速度は、400km/秒から500km/秒に上がり、
磁場強度は、それまでも18nTとかなり強まっていたのですが、
更に25nTにまで高まりました。

注目の磁場の南北成分は、北向きに強まり、
20nTまで上昇しましたが、磁気圏への影響は小さく、
AE指数の変化は小さくなっています。

ただし、AE指数のグラフでは、
世界時22日17時に800nTに達する大きな変化が起きています。
全天カメラを見ると、
この時間帯にオーロラの強まりが発生していて、
興味深い変化です。


現在の太陽風は、速度は350km/秒に下がって、
低速風になっています。
磁場強度は依然18nTに強まったままですが、
これから次第に弱まっていくでしょう。


太陽は、2242黒点群でC8.7、C7.0と
小規模フレアが起きていますが、
黒点群は西の端に近づいていて、
明日くらいには見えなくなりそうです。

また、2241群でもC5.7の小規模フレアが起きていますが、
目立った活動はこれくらいで、
活動度は特に高くありません。

この2241黒点群で、21日21時(世界時21日12時)に発生した
M1.0のフレアに伴って、弱いCMEが発生した様です。
SOHO衛星LASCO C3によると、
太陽全体を包む様に広がるハロー型のCMEになっていて、
地球へ影響が到来する可能性があります。
弱い変化だと思いますが、3日前後で到来すると考えると、
24〜25日頃になるかもしれません。

磁場の強まりを運んでくると、
オーロラの活動が高まる可能性があります。
太陽風の変化に注意して下さい。



ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、世界時22日5〜6時頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。