宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:36)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M8.7の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/18 11:31 C5.6
07:43 C3.2
06:01 C7.1
04:26 C8.6
03:53 M1.4
02:47 C2.5
00:38 C6.7
12/17 23:56 C9.8
17:57 C3.5
13:20 M8.7
10:39 M1.1
09:37 M1.5
03:57 C4.7
02:00 C2.9
12/16 20:33 C5.6
20:07 C2.1
19:07 C4.1
17:06 C4.0
14:52 C2.7
13:41 C3.5
11:33 C5.3
06:15 C4.5

黒点 12/18 (NOAA)
磁場 フレア
2230 1 α ---
2234 1 α ---
2235 4 β ---
2236 2 β ---
2237 1 α ---
2239 7 β ---
2240 2 β ---
2241 20 βγδ M1
2242 26 βγδ M9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 368 +0.9
-2 h 357 -2.7
-4 h 377 -0.1
-6 h 378 +3.5
-8 h 386 +3.5
-10 h 382 +1.8
-12 h 374 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
12/18 0.6 1x10^3
12/17 0.4 1x10^3
12/16 0.4 1x10^3
12/15 0.7 3x10^3
12/14 2.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/13 13:43 コロナホールの影響で600km/秒の高速太陽風が到来しています。
2014/12/14 14:12 太陽の東端でフレアが活発に発生しています。太陽風の速度は450km/秒に下がっています。
2014/12/15 12:31 M1.6の中規模フレアが発生するなど、2242黒点群でフレアが増えています。
2014/12/16 12:20 2242黒点群は広がっていますが、フレアは減っています。太陽風はやや高速です。
2014/12/17 11:01 2242黒点群の活動が続いています。今朝、M1.5のフレアが発生しました。
最新のニュース

2014/12/18 13:36 更新
2242黒点群でM8.7の中規模フレアが発生し、太陽風の乱れが到来しそうです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランドの米戸 実さんより、
16日未明に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
日本時間では15日の深夜です。

冬になると、北極域のオーロラばかり考えてしまいますが、
もちろん南極域でもオーロラの活動は起きています。
この時の太陽風データを見ると、速度は450km/秒くらい、
磁場は、-5〜-10nTくらいで南向きに振れています。
この影響で、AE指数は800nTの中規模の変化が起きていました。

ニュージーランドは初夏になって、
半袖で過ごせるくらいになったとのことで、
ちょうど寒波を迎えているこちらとは半球が違うのだなと強く感じます。

オーロラの赤い色の写りの素晴らしさは、
専用の改造カメラを使用しているためです。
また、今の季節は暗夜が3時間半しかないそうで、
撮影時間の制限も厳しい様です。
とてもきれいな写真をありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は360km/秒と低速に変わっています。
磁場強度は、6nTと平均的な状態です。
27日前の前周期と同様に、穏やかな状態になった様です。

磁気圏の変化も小さくなっていて、
AE指数は300nTの小規模の変化が時々起きている程度です。


一方、太陽は2241、2242黒点群の活動がより活発になっています。

2242群は、昨日のM1.5に続いて、
17日13時半(世界時17日4時半)に
M8.7と大きいMクラスフレアを起こしました。
フレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

このフレアでは、CMEも発生しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を見ると、
右下方向を中心にガスが飛び出しています。
フレアが太陽の中央付近で噴出しているので、
CMEは地球の方向にも向かっていると考えられます。

NOAA/SWPCの太陽風の予報では、
明日、19日22時(世界時19日13時)頃に、
太陽風の乱れが地球へ達する可能性がある様です。
明後日にかけて、変動に注目して下さい。

更に、2242群の左の2241黒点群も
M1.1、M1.4と中規模フレアを2回起こしています。

2つの黒点群では、Cクラスのフレアも何度も発生していて、
GOES衛星のX線グラフはにぎやかです。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地16日2時12分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地16日2時26分に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


2242黒点群によるM8.7の中規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M8.7フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。