宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/12/ 9 11:23 更新 太陽風の速度は再び700km/秒に高まりました。磁気圏の活動も活発です。 担当 篠原 高速の太陽風が続いています。 太陽風の速度は、昨夜にかけて再び700km/秒に上がり、 現在も670km/秒とかなり高い状態を保っています。 太陽風の磁場強度は、5nTから少し上がって、また下がり、 現在は4nTと弱まりそうな様子も見せています。 磁場の南北成分は、北や南に変化しています。 このため、磁気圏の活動は高まる時間帯が度々発生し、 AE指数は、500nTや1000nTに達する変化が、 断続的に発生しています。 満月の直後で夜空は明るいですが、 極域ではにぎやかにオーロラが見られたのではないでしょうか。 ノルウェーのトロムソの全天カメラの動画を掲載します。 曇り気味で、条件は良くありませんが、 オーロラの活発な動きが続いています。 SDO衛星AIA193では、 今回の高速風をもたらした南半球のコロナホールは、 太陽の西の端に近づいています。 これから次第に影響は弱まっていくでしょう。 太陽は、中央の2231黒点群と東寄り(左寄り)の2230群で C1の小さいフレアが2回発生した程度で、 穏やかになっています。 明日くらいに、東端から2209黒点群が裏側を周回して こちら側に戻ってくるかもしれません。 GOES衛星のX線写真では、 南東の端(左下)は明るく光っていて、 どの様な領域が姿を現すか、注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、 今日にかけて一段と高まり、 GOES15(青線)は10.,000に達し、 GOES13(赤線)もかなり近くにまで増加しています。 明日も更に高まっている可能性があります。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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