宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 7 --- ---
12/ 6 22:37 C3.7
20:33 C3.9
10:46 C2.8
12/ 5 20:33 M1.5
19:15 C1.6
14:52 C1.8
14:28 C2.1
04:37 M1.3
02:56 M6.1

黒点 12/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
2218 1 α ---
2222 23 βγ M6
2225 4 β ---
2226 5 β C2
2227 1 α ---
2228 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 692 -3.0
-2 h 711 -3.3
-4 h 600 +1.1
-6 h 574 +0.3
-8 h 522 +16.7
-10 h 470 +18.5
-12 h 457 +15.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -31 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
12/ 7 0.3 3x10^2
12/ 6 0.3 3x10^2
12/ 5 0.4 2x10^2
12/ 4 0.6 3x10^2
12/ 3 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/12/ 2 12:04 太陽風は600km/秒の高速風に変わっています。
2014/12/ 3 10:57 太陽風は平均的な速度に戻っています。2222黒点群でCクラスフレアが続いています。
2014/12/ 4 13:26 太陽風の速度が再び500km/秒近くに上がっています。
2014/12/ 5 12:18 2222黒点群でM6.1など中規模フレアが3回起きました。11月の黒点数は70.1でした。
2014/12/ 6 08:41 M1.5の中規模フレアが発生しました。コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2014/12/ 7 09:32 更新
700km/秒の高速太陽風が到来しました。

担当 篠原

700km/秒に達する高速の太陽風が到来しています。

昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は次第に上昇して、
夕方、6日18時(世界時6日9時)には、20nTにまで強まりました。
27日周期の図を見ると、強まり方の大きさがよく分かります。

半日ほど遅れて速度も上昇を始め、
今朝、7日6時(世界時6日21時)には、
700km./秒とかなり高い速度の太陽風に変わりました。

高速風の原因は、太陽の南半球に広がるコロナホールです。
12月1日から今朝までのコロナホールの様子を、
SDO衛星AIA193の動画にしました。
低緯度側へ大きく広がった領域が太陽の西側に進んでいます。
このコロナホールが太陽の中心部に
位置していた頃に吹き出した高速風が地球に達したのです。


速度が上がり始めるとともに、磁場強度は下がり、
現在は、7nTと平均的な値に戻りかけています。
一方、速度は700km/秒を保っていて、
高速状態はしばらく続きそうです。

磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分は、
磁場が強まった時間帯は北向きに振れ、
磁気圏の変動はほとんど強まりませんでした。

速度が上がった頃から、
磁場は0nT付近で南北に変化する様に変わっています。
振れ幅は小さいですが、
AE指数には500nTの変化も発生していて、
今後のオーロラ活動に注目して下さい。


太陽は、2222黒点群でCクラスの小規模フレアが続いていて、
C4.4を最高に、C1〜4のフレアが7回ほど記録されています。
変化としては小さくなっています。

2222黒点群は、次第に西の端に近づいています。



12月1日以降の、太陽の南半球のコロナホールの移動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。