宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2014/12/ 7 09:32 更新 700km/秒の高速太陽風が到来しました。 担当 篠原 700km/秒に達する高速の太陽風が到来しています。 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度は次第に上昇して、 夕方、6日18時(世界時6日9時)には、20nTにまで強まりました。 27日周期の図を見ると、強まり方の大きさがよく分かります。 半日ほど遅れて速度も上昇を始め、 今朝、7日6時(世界時6日21時)には、 700km./秒とかなり高い速度の太陽風に変わりました。 高速風の原因は、太陽の南半球に広がるコロナホールです。 12月1日から今朝までのコロナホールの様子を、 SDO衛星AIA193の動画にしました。 低緯度側へ大きく広がった領域が太陽の西側に進んでいます。 このコロナホールが太陽の中心部に 位置していた頃に吹き出した高速風が地球に達したのです。 速度が上がり始めるとともに、磁場強度は下がり、 現在は、7nTと平均的な値に戻りかけています。 一方、速度は700km/秒を保っていて、 高速状態はしばらく続きそうです。 磁気圏への影響度を決める、磁場の南北成分は、 磁場が強まった時間帯は北向きに振れ、 磁気圏の変動はほとんど強まりませんでした。 速度が上がった頃から、 磁場は0nT付近で南北に変化する様に変わっています。 振れ幅は小さいですが、 AE指数には500nTの変化も発生していて、 今後のオーロラ活動に注目して下さい。 太陽は、2222黒点群でCクラスの小規模フレアが続いていて、 C4.4を最高に、C1〜4のフレアが7回ほど記録されています。 変化としては小さくなっています。 2222黒点群は、次第に西の端に近づいています。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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