宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 1 09:15 C4.2
02:15 C2.1
11/30 03:00 C3.8
11/29 23:30 C5.2
22:19 C6.5
18:57 C4.0
17:15 C6.7
10:43 C4.2
08:45 C4.0
04:57 C3.1

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2216 8 β C4
2217 9 βγ ---
2218 1 α ---
2219 9 βγ C7
2221 14 βγ C2
2222 30 βγ C7
2223 1 α ---
2225 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 427 +1.6
-2 h 420 +3.1
-4 h 413 +3.3
-6 h 411 -3.3
-8 h 398 -1.3
-10 h 402 +5.3
-12 h 394 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 4 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
12/ 1 0.4 5x10^2
11/30 0.4 3x10^2
11/29 0.3 3x10^2
11/28 0.4 9x10^2
11/27 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/26 11:18 フレアの発生は少なくなっています。太陽風は低速風になっています。
2014/11/27 12:32 東端から新しい黒点群が現れています。太陽風の磁場は北寄りに変わりそうです。
2014/11/28 14:08 2222黒点群の活動が続いています。太陽風磁場は北寄りに変わっています。
2014/11/29 13:41 太陽風磁場は強まっていますが、磁気圏は静穏です。Cクラスのフレアが続いています。
2014/11/30 13:51 フィラメント噴出により弱いCMEが発生しています。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2014/12/ 1 12:12 更新
フレアの発生は弱まっています。太陽風磁場の強まりは続いています。

担当 篠原

太陽のフレアの活動は小さくなっています。
目立ったフレアは、
今朝、12月1日9時(世界時1日0時)に、
西の端(右端)の2216黒点群で発生したC4.2程度で、
その他は、C1〜2の小さいフレアが5回発生した程度です。


太陽風は、速度(ACEの図の黄色線)がゆっくりと上がって、
380km/秒から420km/秒に変化しています。
変化としては小さく、速度は平均的な状態です。

磁場強度(白線)は強まったままで、10nTを保っています。
27日周期の図で見られるように、
11月27日のセクターの切り替わり以降、
磁場強度の高まりは4日ほど続いています。


太陽風磁場の南北成分(ACEの図の赤線)は、
北寄りの傾向(プラス側)が続いています。
磁気圏も基本的には穏やかですが、
磁場が時々南向きに振れているため、
AE指数には500nTと中規模の変化が
2回ほど発生しています。

磁場強度が強まっているので、
南に振れた時には振れ幅も大きくなりやすく、
その結果、磁気圏の活動も強まりやすくなっている様です。

太陽風は、このまま穏やかに推移しそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。