宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2014/11/30 13:51 更新 フィラメント噴出により弱いCMEが発生しています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽のフレア活動は続いています。 南東(左下)の2222黒点群で、C6.7、C4.0、C3.8と 中くらいのCクラスフレアが続き、 西端(右端)に近い2219群でも、 C1.6、C2.1、C1.2、C1.7、C6.5と Cクラスフレアが活発に起きています。 また、29日6時(世界時28日21時)頃に、 北半球側の中央部と東端でフィラメント噴出が発生し、 CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。 それぞれ、SDO衛星AIA304の動画と、 SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。 ひとつは北寄りの中央部で起きているので、 地球へ影響がやって来る可能性があります。 到来まで4日程度と考えると、12月3日頃でしょうか。 磁場の強まりが運ばれてきて、南向きに大きく振れると、 磁気圏の活動を強める可能性があります。 噴出の様子から、小規模の変化に留まりそうですが、 注目して下さい。 太陽風は、370〜400km/秒と やや低速の状態で推移しています。 磁場強度は、12nTから10nTへ少し下がっていますが、 強まった状態は続いています。 磁場の南北成分は北寄りの状態が続いていて、 磁気圏の活動は穏やかです。 AE指数はほとんど変化していません。 太陽の北半球側で発生したフィラメント噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |