宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
今日、C8.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/27 10:46 C3.7
09:39 C8.2
07:20 C3.2
02:59 C2.6
00:38 C2.8
11/26 15:09 C2.9
11/25 07:06 C2.5
02:51 C2.8
01:11 C2.2

黒点 11/27 (NOAA)
磁場 フレア
2209 5 α ---
2216 23 β ---
2217 26 βγ C3
2218 2 β ---
2219 23 β C2
2220 6 β ---
2221 4 β ---
2222 1 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 334 +2.1
-2 h 308 -3.2
-4 h 309 -2.8
-6 h 298 -3.9
-8 h 315 -1.0
-10 h 310 -0.8
-12 h 333 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
11/27 0.3 2x10^3
11/26 0.4 1x10^3
11/25 0.3 2x10^3
11/24 0.4 2x10^3
11/23 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/22 11:43 太陽風磁場の南寄りが続き、磁気圏も活動的です。
2014/11/23 11:39 2209黒点群で小規模フレアが続いています。
2014/11/24 14:40 太陽東端の2217黒点群でCクラスフレアが続いています。
2014/11/25 12:55 Cクラスのフレアが続いています。2209黒点群は西の端に近づいています。
2014/11/26 11:18 フレアの発生は少なくなっています。太陽風は低速風になっています。
最新のニュース

2014/11/27 12:32 更新
東端から新しい黒点群が現れています。太陽風の磁場は北寄りに変わりそうです。

担当 篠原

太陽の東端から、
南北そろって2つの黒点群が顔を出しました。
北の黒点群は2221群、南は2222群と、
それぞれ番号が付いています。

2222群は活動的で、
現れてすぐに、C2.8、C2.6、C3.2と
小規模フレアを続けて起こしています。
その様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。

ただ、GOES衛星のX線グラフで、
最も大きいC8.2のフレアを起こしているのはこの群ではなく、
東端に沈んで行った2209群です。
見えなくなりかけたところで発生した現象です。

大型の黒点は沈んで行きましたが、
現在の太陽面には7つの黒点群が分布していて、
にぎやかさは続いています。


太陽風は、今日にかけて速度が350km/秒から300km/秒に下がり、
かなり遅くなっています。
ただ、先ほど一段高まって、現時点では350km/秒に戻っています。

磁場強度は、5nTと平均的な値でしたが、
今朝くらいから変化が見られ、現在は9nTに強まっています。
27日周期の図ではまだ分かりにくいですが、
セクターの切り替わりが到来した様です。
前周期と比べると、半日ほど遅れています。

それとともに、磁場の南北成分は、
南寄りから北向きに変わっています。
この傾向が続くのであれば、
磁気圏の活動は、今後弱まるでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球側の斜めに伸びる細長いコロナホールは、
前周期よりも目立たなくなっています。

前周期は、速度が500km/秒に高まる変化も
見られた(11月1日)のですが、
今回は、その変化は小さくなるかもしれません。



東端から現れた2222黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。