宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/29 10:43 C4.2
08:45 C4.0
04:57 C3.1
11/28 13:07 C2.9
09:26 C7.5
11/27 23:15 C3.9
19:52 C5.1
18:22 C4.8
17:38 C3.3
15:49 C5.4
13:39 C5.0
10:46 C3.7
09:39 C8.2
07:20 C3.2
02:59 C2.6
00:38 C2.8

黒点 11/29 (NOAA)
磁場 フレア
2216 10 β C3
2217 5 β ---
2218 1 α ---
2219 16 βγ C3
2220 2 β ---
2221 16 βγ ---
2222 17 βγ C8
2223 5 β ---
2224 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 375 +0.1
-2 h 389 +10.6
-4 h 363 +6.6
-6 h 374 +5.7
-8 h 371 +8.3
-10 h 362 +3.2
-12 h 368 +6.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 14 -/ -
-2 h 12 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 7 -/ -
-12 h 5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
11/29 0.3 3x10^2
11/28 0.4 9x10^2
11/27 0.3 2x10^3
11/26 0.4 1x10^3
11/25 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/11/24 14:40 太陽東端の2217黒点群でCクラスフレアが続いています。
2014/11/25 12:55 Cクラスのフレアが続いています。2209黒点群は西の端に近づいています。
2014/11/26 11:18 フレアの発生は少なくなっています。太陽風は低速風になっています。
2014/11/27 12:32 東端から新しい黒点群が現れています。太陽風の磁場は北寄りに変わりそうです。
2014/11/28 14:08 2222黒点群の活動が続いています。太陽風磁場は北寄りに変わっています。
最新のニュース

2014/11/29 13:41 更新
太陽風磁場は強まっていますが、磁気圏は静穏です。Cクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

太陽風は、磁場強度が、昨日の9nTから更に強まって、
13nTくらいに上がっています。
しかし、速度には目立った変化はなく、
350km/秒から370km/秒に少し上がった程度で、
低速の状態は続いています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向が続き、
+5nTから+10nT近くまで振れています。

このため、磁気圏の活動は弱まっていて、
AE指数は一時的に小さい変化は見られますが、
全体としては穏やかです。

前周期の様子から、しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。
磁場も北寄りに推移しそうで、
その場合、オーロラの活動も低調になるでしょう。


太陽では、南東(左下)の2222黒点群で
Cクラスの小規模フレアが続き、
C1.5、C2.9、C2.0、C4.0、C4.2と、
規模は小さいですが、
X線のグラフは頻繁に変化しています。

2222黒点群は、黒点の様子も大きく変化していて、
2日間の変化を、SDO衛星の拡大写真による動画でご覧下さい。

更に活動が強まれば、
Mクラスのフレアも発生するかもしれません。
引き続き注目して下さい。



2222黒点群の2日間の変化。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。