宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2014/11/22 11:43 更新 太陽風磁場の南寄りが続き、磁気圏も活動的です。 担当 篠原 太陽の東端から上がってきた2216黒点群が 良く見える様になってきました。 可視光の拡大写真で2209黒点群と並べてみると、 どちらもなかなかの大きさです。 2209黒点群では、先ほど、22日10時(世界時22日1時)に、 C8.1と大きめのCクラスフレアが発生しました。 また、その直前に、東端の2216群の更に向こう側で C2.3の小規模フレアが起きています。 この向こう側にも別の活動領域がある様です。 太陽風は、380km/秒とやや低速の状態が続き、 磁場強度は7〜8nTと少し強まった値で安定しています。 磁場の南北成分は、南寄りになりながら、 頻繁に南北に変化しています。 このため、磁気圏の活動度も強められていて、 AE指数は500nT前後の中規模の変化が 繰り返し発生しています。 極域の空はにぎわっているのではないでしょうか。 27日周期の図を参考にすると、 太陽風は、現在の状態が3日くらい続くかもしれません。 新月になっていることもあり、 オーロラ観望に良い条件となりそうです。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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